・週間女性PRIMEの2016年4月 27日付「'16年版「好きなジャニーズ」ランキング1~15位
・週間女性PRIMEの2016年4月 29日付「'16年版「好きなジャニーズ」ランキング1~15位
・週間女性PRIMEの2016年4月28日付「'16年版「好きなジャニーズ」ランキング
ネット投票の「好きなジャニーズ」の1位は櫻井翔で得票率は分母を16,272件とすれば6.8%、2位は山下智久で得票率は6.6%、僅差で3位の大野智の得票率も6.6%だ。嵐メンバーでは4位に松本潤(6.1%)、6位に二宮和也(5.6%)、8位に相葉雅紀(4.2%)が入っており、嵐の5人全体の得票率は29.3%だ。つまり、このアンケートでは約3人に1人が嵐メンバーに投票している。
また、得票率は5位の亀梨和也(6.1%)および6位の二宮和也(5.6%)と、7位の木村拓哉(4.5%)の間で大きく開いているから、7位以下の順位の多少の差は誤差の範囲内と見ておくべきだろう。それでも、ジャニーズのタレントはジュニアを除いて現在87人もいるから(Johnny’s netに記載の名前に基づく)、上位にランクインするのは大変だ。公表された30位までに1人も名前が出てこないグループも幾つかある。若手なら露出不足やグループカラーの弱さもあるかもしれない。一方で、TOKIOのようなベテランは、アイドルとは一線を画した活動でさらに幅広い人気を得ていけばいい。
15位までは人気グループのエース的存在か、事務所の推しが強いタレントがほとんどで、違和感はあまりない。SMAPのツートップの木村・中居正広(9位)、Hey!Say!JUMPの山田涼介(10位)と伊野尾慧(12位)、Kis-My-Ft2の玉森裕太(11位)と藤ヶ谷太輔(14位)然りだ。岡田准一(13位)は、自身はアイドルより本格俳優志向とみられるが、30位まで見渡してV6から唯一のランクインとなった。トップ30内ではSMAPに次いで年長のKinKi Kidsは堂本光一が15位、アイドルよりミュージシャン志向の堂本剛は22位だった。意外だったのはNEWSの手越祐也の伸び悩み(17位)で、僅差とはいえNEWSでは増田貴久(16位)が最上位だった。
一方、「嫌いなジャニーズ」は無責任投票もあるから話半分に考えるべきではあるが、ウェブ・雑誌投票とも、断トツで木村拓哉が1位となった。SMAP分裂騒動の木村拓哉へのダメージをうかがわせる結果である。ウェブ投票(有効回答数16,300件)での木村拓哉は「嫌い」部門で15.1%の得票率で、2位は「いない」が13.3%だった。また、雑誌投票はSMAP以外よく知らない50-60代の回答者がかなりいた可能性がうかがえる結果となっているが、「嫌い」部門では木村拓哉がぶっちぎりの29.7%の得票率で1位となっていて、2位は中居正広の8.3%だった。「好き」と「嫌い」の両方に名前が出るのは、それだけ知名度が高いからとも言えるから、両方とも上位なら原則として大きな問題にはならない。それでも、ウェブ・雑誌投票のいずれでも、木村拓哉の「嫌い」の票数が「好き」の票数の約3倍に達しているのは、注目に値する。
なお、中居正広はSMAPファンの比重が高いとみられる雑誌投票では「好きなジャニーズ」の1位となっていて、「好き」の票数が「嫌い」の票数の1.7倍だった。ただし、ウェブ投票では「嫌い」でも5位に入っていて、比較的若い女の子の間でアンチが多い可能性もある。さらに意外だったのは、ウェブ投票の「嫌い」部門で手越祐也が3位(得票率8.0%)に入って、4位の近藤真彦よりアンチが多かったことだ。「好き」部門の17位とのバランスが、今後の手越の戦略に影を落としそうだ。

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