映画「銀魂」の堂本剛の高杉晋助役ビジュアル公開、片目の眼光鋭い悪役！: ランダムビュー

映画「銀魂」の堂本剛の高杉晋助役ビジュアル公開、片目の眼光鋭い悪役！

2017年02月04日

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ついに映画「銀魂」（7月14日公開）の、堂本剛の高杉晋助役のビジュアルが公開された。この実写映画の原作は大ヒット漫画で、時代設定は幕末ながらアクション満載のSFコメディーだ。これまで、主演の小栗旬を筆頭に、豪華俳優陣たちのビジュアルが次々と公開されてきたが、ジャニーズ事務所は肖像権に厳しいから、堂本剛演じる高杉のビジュアル公開は、映画公開直前までないかもしれないと思っていたから、予想よりも早い解禁だった。

筆者は原作漫画の一部を読んだが、堂本剛が演じる高杉晋助は、主演の小栗旬が演じる坂田銀時らとかつては攘夷志士として共に闘った仲だが、その後袂を分かち、現在は敵側のグループ・鬼兵隊を率いている。片目しかなく、しかもその片目の眼光が鋭い“悪役”だ。公開された堂本剛の高杉役のビジュアル画像は、原作漫画の色彩に乏しい高杉よりも、アニメ版と比べると、結構そっくりでよくはまっているのが見て取れる（漫画での高杉の顔は映画「銀魂」の出演者コメントページ、堂本剛が扮した高杉の画像は映画サイトの2月4日付NEWSの高杉の画像にあるが、アニメ版と並べて比較してみると興味深い）。

剛の映画「銀魂」の撮影は昨夏の平安神宮ライブの時期と重なったハードスケジュールで、当時はまだ映画出演は未発表で、ロケ地での目撃談からファンの間で噂が広まり始めていた。その後、剛が高杉役で出演すると正式に発表され、剛の演技力を高く買っていた福田雄一監督が剛の出演を切望し、ジャニーズ事務所に直談判しに行ったと判明した（出所：福田雄一監督のTwitter）。剛と福田監督はフジテレビ系ドラマ「33分探偵」シリーズ（2008～2009年）やTBS系ドラマ「天魔さんがゆく」（2013年）で共演して仲良しの関係にあった。剛は高杉よりもエリザベスの役を演じたかったそうだが、エリザベスは人間ではなくゆるキャラのような宇宙生物だ。

剛は2016年10月8日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、「銀魂」撮影時のエピソードを語っている。衣装合わせの時に剛が母と電話で話していた時に、監督が電話に加わり、剛の母に「今回剛くんに悪役やって頂くということになりまして」と挨拶したら、剛の母が「もうそんな歳になりましたかあ」と絶妙のボケで返したことを、剛は喜んでいた。また、「銀魂」に準主役級で出演する橋本環奈に、昔母親に連れられてKinKi Kidsのライブに行ったことがある、と告げられたそうだ。

高杉役では、剛は福田監督のムチャぶりにかなり苦労する場面もあったそうだ。急に三味線を弾けと言われ、座って弾く練習をしていたら、前々日くらいに「やっぱ立って弾きたい」と言われたそうだ。また、高杉は片目に包帯を巻いていて前髪も長いため、視界が狭くなり、三味線演奏のみならず、「殺陣なんてもう見えたもんやないからね。まあ大変でした」とのこと。しかも、殺陣の相手の小栗旬は剛よりもかなり長身だ。

この映画は大ヒット漫画が原作であるだけに、福田監督にしては予算が沢山付いたそうで（上記の映画出演者コメントページの福田監督のコメントより）、出演する俳優陣も主演の小栗旬を筆頭に、菅田将暉、橋本環奈、長澤まさみ、岡田将生、中村勘九郎、菜々緒、安田顕、ムロツヨシ、柳楽優弥、吉沢亮、新井浩文、佐藤二朗、早見あかりなど、かなり豪華だ。また、順次公開されていく彼らの漫画そっくりのビジュアルも、とても面白い。

堂本剛は近年ミュージシャンの仕事を優先し、俳優の仕事はあまりしてこなかったが、演技力の評価は高い。剛が2017年1月21日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で語ったところでは、「お芝居もそうですけど、いろいろなこと、トライできるものにはトライして楽しめたらなと思ってる」とのスタンスだそうだ。その番組の中で剛は、今まで演じた役で気に入っているものをリスナーに問われ、順位を付けるのは難しいとしたものの、以下の3つの役を挙げた。

・TBS系「to Heart～恋して死にたい～」（1999年）の時枝ユウジ。当時20歳だった剛は、芸能生活で直面したさまざまな辛さと闘いながら、減量してやせ細った体でボクサー役を演じた（参考：「ぼくの靴音」集英社）。共演は明るく初々しい深田恭子。

・TBS系「青の時代」（1998年）の安積リュウ。当時19歳だった剛が演じた、壮絶人生の不良少年役。

・NHK BSプレミアムの「プラトニック」（2014年、野島伸司脚本）の名前のない青年役。難病の青年は、難病の少女の母（演じたのは中山美穂）と偽装結婚し、少女の”親”として移植手術のドナーになろうとしたが、最後は強盗に殺された。剛はこの役は「難しすぎて壮絶すぎました」と述べていた。最後に死にゆく剛の迫真の演技も凄かったが、それより前のシーンの剛演じる青年の無垢な寝顔にも、ファンは釘付けになっただろう。このドラマに関しては、ファンがNHKに映像ソフト販売の要望を出したものの、未だに実現していない。

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