堂本剛、以前は後輩に古着を譲っていた。入浴中に曲のアイデアが浮かぶも忘れる。宇宙に関心。「母の日」の名曲は「瞬き」: ランダムビュー

堂本剛、以前は後輩に古着を譲っていた。入浴中に曲のアイデアが浮かぶも忘れる。宇宙に関心。「母の日」の名曲は「瞬き」

2017年05月14日

ジャニーズ KinKi Kids 堂本剛堂本剛とFashion & Music Book 堂本剛　RE

堂本剛は5月13日放送のbayfm78の自身の番組「堂本剛とFashion & Music Book」で、現在は買い物の際の見極めが上手くなっているものの、かつては洋服や靴や帽子などを買い過ぎて古着が多くなりすぎ、服が好きな後輩に古着を譲っていたことを明かした。剛は普段は綺麗好き・掃除好きだが、曲作りのアイデアは散らかっている時のほうが湧いてくるそうだ。また、風呂に入っている時にアイデアが浮かんでくることが多いものの、風呂から上がると忘れてしまうことも多いそうだ。剛は最近しばしば言及している未来の「宇宙」関連のトピックも幾つか取り上げ、妻が実は宇宙人だと突然打ち明けたという“一人芝居”を始めた。ちなみに、ソロデビュー15周年の5月29日に始動する見込みの新プロジェクト「RE」を掲げた剛の公式サイトは宇宙のデザインだ。

最後に剛はオンエア翌日の「母の日」にちなんで、自身の「母の日」のプレゼントに悩んでいると話した上で、事情があって母親を嫌いな人もいるだろうとの配慮もしていた。最後に剛は、「母の日」の想いにふさわしいバラードの名曲「瞬き」（2013年）をかけた。

かつては古着が多すぎて後輩に譲っていた

リスナーからの片付けについてのメールに対し、剛は自身がかつてファッションアイテムを買い過ぎていた時代を振り返り、服の好きな後輩に古着を譲っていたことを明かした。この後輩は誰だろう？（関ジャニ∞の安田章大とか？）

「僕も歳を重ねましたからね。見極めが上手くなりましてね。若い頃はやっぱり、これいいな。あれもカッコいいな。このデザイン今買っとかへんかったら一生ないやろ、とか。そういうものがたまりにたまって。古着とかもめちゃめちゃ多なって。靴もめっちゃ多なって。オレ、これどんなルーティーンするねんぐらいな。帽子とかもね」「こうなってくると、あーってなって。そうすると大体、後輩来るとか。下の年齢の友達とかもできるんで。で、その中に服が好きだという子とか出てきますよね。そういう子に、そのままスライドしていくっていう。そうすると、捨てるよりね。まだその時自分が興味あって買ったものを愛用してくれればね。嬉しいかなってことでね」「改善の意欲。部屋掃除したり床拭いたりすると気持ち変わりますしね。毎日がマンネリして何かなあって人とかは、これ結構お勧めです」

掃除好きだが、曲作りのアイデアは散らかっているほうが湧きやすい

剛は普段は綺麗好きで掃除をまめにしているが、曲を作る時は散らかっているほうが良いアイデアが出やすいとのことだ。「僕は基本的に日々綺麗にしていたいタイプなんで、綺麗にはしますけど。レコーディングなんか続くと作業ばっかりになるんですね」「結局アイデアが出て来ないとか、どんな歌詞にしようとか、どんなアプローチにしようかなっていうことを考えるために、モノがある程度散らかってる時がいい場合があるんですよね。何かガチャガチャしてる中でやったほうが、頭がかきむしられて、脳みその外でモノ作れるイメージがあるんですけど。綺麗すぎると、綺麗なんで、ファンクを作ろうとって思った時に、あまりファンクじゃなかったりとか。何か脳みその中で答えを出そうとしちゃってるんですよね。この歌詞ちょっとあれかな、良くないかな、とか。もうちょっと綺麗な言葉のほうがいいかな、とか。何かそうなっちゃうんですけど」

「ある程度散らかってるほうが、取りあえず書いたりとか、取りあえず打ち込んだりするんですよね。その取りあえずが良かったりする時があって。その取りあえずを残して最初に書いた言葉を消して、取りあえずに引っ張られた言葉でまた埋め直すと、整ったりするんですよね。おっ、何かごちゃごちゃしててカッコいいになるんですよ。綺麗すぎないっていうか。それで、取りあえずそれでそのままレコーディングして、終わったら綺麗にするとか」

「とにかく自分のシンプルな服を着て、で、作ってるものは変なもの。そういうバランスっていうか。変な服を着て変な物を作るって、逆にそっちに導いている感じがするんですよね、自分を。だから、普通の服を着てんのに変なものをつくっているほうが、変じゃないすか。外見普通やのにあいつ頭の中変やなっていうものができる感じあるじゃないですか。その感じを自分で楽しみながら変なもの作るっていうね。僕はどしても変なものを作りたいので、そういうふうに自分をちょっとこう誘導したりはしますけれどもね」

入浴中に曲作りのアイデアが浮かぶが忘れてしまいがち

剛はお風呂に入っている時に突然曲のいいアイデアが浮かぶことが多いものの、記録に残す前に忘れてしまうことも多いそうだ。「お風呂に入っている時にね。体を綺麗に洗いますよね。改善と言えるような。今日日々浴びたものを、電気も含めて水で流していく。汚れも流していく。流していった時に浮かぶってことが、まあ多いんですよね。服も着てないでしょ。何かこう全部そいだ時に、あって思ったりするから。もうお風呂上がるまでずっと歌うてるんですよ。忘れへんように」

「で、上がって、あ、歯磨き粉切れてるやん、あ、ここにあったわ。ええっと、何やったっけ？　ていう時も、何回もあります。すげえ粘って歌ってて。キメとかね。♪デュトゥトゥ　デュデュデュ……みたいなキメとかを思い浮かんでる時があるんですよ。♪トゥーントゥトゥーントゥデュ……自分の中で浮かんだリズムとかグルーブとかがあって。歯磨き粉切れてるやんけ。この間買ったやつここにあった、良かった。出してシャカシャカしてたら、えっと何やったっけ？　あれ、何やったっけ？　で、シャカシャカを止めて、くわえたまま、何やったかな。もう不安やから、くわえたままパソコン持って部屋へ行って、取りあえずソフト開いて、打ち込むねんけど。忘れへんうちにと。音符聴いたら出て来るかなと思って打ち込むんですけど、全然出てけえへん」

「その時に打ち込んだやつが、たまたまいい時もあるけど、そんなん稀で。あーあって。諦めてまた歯磨き直して、歯磨き終わって。よしもっかい、出て来い出て来いと思うけど、全然出てけえへんみたいな。これはもう本当に厄介やなという。そういう時はウジウジ、出て来たグルーブを探すことは僕は一切やめて、なかったことにして。ハイハイ、終わり、みたいな。縁がなかったすね。終わらせて諦める。諦めて次に向かうみたいなね」

ここで剛は「Break a bone funk」をかけた。ミニアルバム「Grateful Rebirth」（2016年）に収録されている。筆者には当初はあまり印象のなかった曲だったが、何回も聴いているうちに、なかなか味わいのある面白い曲だと思うようになった。

再び「宇宙」の話題、突然の“宇宙人妻”との一人芝居も

次に、剛は未来の宇宙関連の話題でリスナーからのさまざまなアイデアを紹介した。「もし宇宙人と結婚したら」起きるかもしれない驚きや問題について、大喜利のように、リスナーの面白いアイデアを紹介した。また、ロボットがさまざまな仕事をして人間は原始的な自給自足をする世の中になる可能性、宇宙旅行、宇宙へのごみや不要動物の投棄の可能性についても話した。「宇宙」と言えば、剛の公式サイトの「RE」のタイトルとカウントダウンから、剛のソロデビュー15周年の5月29日に新プロジェクト「RE」が始動すると期待されている。その公式サイトはまさに「宇宙」のようなデザインになっている。

現在、意志の疎通ができない「宇宙人」のような嫁に悩む男性リスナーからのメールに対し、剛はその嫁が実は宇宙人だったら、という空想の一人芝居を始めた。「時が来たら急に、『私は何々星から来た、何何何何ナントカナントカと申します』みたいな。『え、ヨシコ？』『私はヨシコではありません』みたいな。『え、ヨシコだろ？』『私の名前はナントカナントカナントカなんやらナントカナントカです』『ああ、もう分からへん』『私はヨシコではありません』これ、延々5、6分やって。『あなたが混乱するのも分かります』みたいな。『私の惑星は』目からビームがビーン映像パーン出て『私のふるさとはここです』『ヨシコ、ヨシコじゃないのか？』」

「母の日」を迎えるにあたって

最後に剛はオンエアの翌日が「母の日」であることから、「母の日」について語った。「明日ですけど『母の日』ということで。『母の日』いつも何プレゼントしようかなって、いろいろ考えたりするんですけど。年を重ねたりするとね、親が。ご飯とか思ったりもするねんけれども、ご飯も塩分だ何だこうだ、血圧がどうだって、やっぱりなってきますからね。なかなか店を選ぶのも難しいなあって。でもお花はな、枯れちゃうしな。違うものにしようかなって。いろいろ考えたりしたりするんですけど。みなさんも明日『母の日』、お母さんがそばにいる方、お母さんと離れてる方、お母さんがもう天に昇ってる方、いろんな方いると思うんですけれども。自分の想いとかね、気持ちってものは必ず伝わっていると、僕は真面目に信じてますしね。言葉にしなくても」

「僕は幸せなことに、お母さんのことを嫌いと思ったことがないから、素直にお母さんにありがとうって言えるけど。嫌いな人もいるやろしね、会いたくないって人もいるやろしね。いろんな人いると思うんですけど。でも、それはそれでいいんだと思います。自分が思うように母親だったり父親だったり家族だったりっていう、いろんな人を自分なりに消化していくことでいいと思うんですよね。で、時が来れば変わることもあるし、時が来ても変わらないものもあるからね」

「だから、自分が思うように何かこう母親のことを想う日。『母の日』っていうのはそういう日でいいのかなと。一秒も考えたくないって思うんであれば、それもいいと思うしね。だって、こればっかりはみんなが同じじゃないからね。どうしてもこう、世の中に出てるね、『母の日』とか『父の日』とかってイメージがすごくいいものばかりが、世の中にはやっぱりあるけれども、『そんなこと言ってられへんねんけど』っていう人もいっぱいいてね」

「そういう人たちのことを考えた時間とか、そういうストーリーって何かやっぱりないなって思うんですよね。だから、そういうね、母親に対して僕とは違う感情持っている人もいるんだろうなって思うことだったりとかね。いろんなことに気づける日であればいいのかなというふうに思いますよね。だから、みなさんもみなさんらしく『母の日』という時間を過ごしたり、何かこう感じとる日であればいいかなと思いますけど。ちょっと上手く言えなくて申し訳ないですが」

母の日にふさわしい曲は「瞬き」

締めくくりに剛は「瞬き」（2013年）をかけた。この曲は命をテーマにした剛主演のコメディドラマ「天魔さんがゆく」（2013年）のエンディングテーマ曲だった名曲バラードだ。剛が歌番組で披露したのを聴いた和田アキ子もいい曲だと絶賛していた。「いろいろな想いを僕は母からいろいろ教えてもらっていて。そういうちょっとこう胸が締め付けられるような、『そんな悲しいこと言わんといてや』みたいなこともいろいろ話するようになっているんですけど。そんな中でできた1曲と言ってもいい歌」

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*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。