嵐・大野智が「あさイチ」に出ずっぱり。「忍びの国」のハードアクションは99％代役なし、絵・釣り・料理の次は園芸にも興味: ランダムビュー

嵐・大野智が「あさイチ」に出ずっぱり。「忍びの国」のハードアクションは99％代役なし、絵・釣り・料理の次は園芸にも興味

2017年06月23日

6月23日のNHK「あさイチ」生放送に嵐の大野智が出演し、ずっと出ずっぱりとなった。大野はいつもの癒し系の笑顔で登場したが、もしかして眠いのではないかと思わせる低めのテンションも健在だった。井ノ原快彦と大野智が2人で「あさイチ」の司会をしたらどんな感じになるかというリクエストがあったので、2人でトークを始めたが持たず、話題が尽きて無音の放送事故になるのではないかという雰囲気で、有働アナが入った。

井ノ原が大野について「リズムというか、結構似てるような気がする。安心するとか落ち着くとか」と述べると、大野「それはあります」と同意していた。有働アナに「落ち着かないのは誰ですか？」と問われ、井ノ原が「V6でいうと誰？」と付け加えると、大野は「健くん、三宅健くん（笑）」と答え、井ノ原は「一緒、一緒！」と同意していた。

大野のこれまでの活躍を紹介するVTRでは、2013年の「嵐の明日に架ける旅」で海辺でハイテンションになっている大野、2011年公開の主演映画「怪物くん」で漫画のキャラを演じて違和感のない大野、2011年の「若冲ミラクルワールド」で大好きな水藤若冲の水墨画を観て大興奮する大野、7月1日公開の主演「忍びの国」でハードなアクションシーンに取り組む大野、2014年のハワイ特番「嵐15年目の告白」で「2006年くらいから正直やめようと思ってた。この仕事をしてたらできないことに興味を持ち始めちゃった」と衝撃発言をした大野、2016年大晦日の紅白歌合戦歌う大野の姿が紹介された。有働アナがナレーションで、好きなことにはとことん夢中になる大野さん」と言ったのは的を得ている。大野は普段は割と寡黙で、好きな釣りや絵の話になると突然目が輝いて饒舌になる。

ジュニア.時代に井ノ原から仕掛けられた数々のイタズラ

お互いの第一印象を尋ねられ、大野は「最初僕井ノ原くんに会う前に、ジャニーさんから似てるって」、井ノ原もジャニー社長から「似てるのが入って来たよ」と言われていたそうだ。大野が初めて大先輩の井ノ原と会った際に、帰る時に「『みんなお疲れね！』と言ってたんで、あ、すっげえいい、優しい人だな、と思ってた」と好印象を抱いた。

だが、「そっからもう、ひどかった！」そうだ。その後大野は井ノ原にイタズラを仕掛けられっぱなしになったそうだ。ジャニーズJr.時代にNHKの番組に出ていた時、「井ノ原くんが（上から目線で）『大野、お前ちゃんとやれよ！』あれ、おかしいなと思って。で、本番、もっと気合い入れようと思って、やって。それを家帰って観た。ちゃんとやってるのになっと思って。パッと横見たら、井ノ原君が1人間違えまくってる」「（2人は）おんなじ振付」「勝手に自分のミスを押し付けた。何だこの人は、と思って」

「ツアー中とかも、ホテルで寝ていて、ツルツルするなっと思って起きたら、体全体に歯磨き粉を付けられてて」　これに井ノ原は「暇だったのと、寝れなかったんですよ」というのが理由と説明した。また、「僕のいいところは、集団で1人をやるんじゃなくて、1人でみんなにやってたから」大野も「みんなやられてました」と同意していた。「いきなりズボンパーンと（脱がしたり）そんなんばっかり」「言い返せないし。最初優しい人だという印象だったのに、これは全部裏の顔だった」「（嵐メンバーは）みんなやられてるんですよね」

井ノ原は大野の第一印象について、「いわゆるキリっとしたジャニーズ的な感じでは僕はなかったんで、何となく仲間が来たかなみたいな感じの。眠そーな感じだった。親近感をちょっと覚えましたね」

ジュニア時代にNHKに毎週通って頃、どう思っていたかを問われ、大野は「あん時はずっと踊りが上手くなりたいしかなかった」「毎回本番を家帰って観て、あ、これダメだなっていう繰り返し」その頃は井ノ原のイタズラが多く、「早くいなくなれ」と思っていたほど、イタズラで寝かされなかったそうだ。

その後、大野の初めての舞台の仕事「PLAYZONE 2」で、井ノ原とTOKIOの松岡とトリプルキャストを組まされた。大野は「最初井ノ原くんと2人で稽古していた。演出家の方と。オレできなくて、井ノ原くんはすぐパッと入っちゃって。それ見てようやく、この人すごいんだって」と、井ノ原を見直したそうだ。

数々のお宝映像

番組中にはジュニア時代の大野のお宝映像も幾つか紹介された。今でこそ歌とダンスが上手な大野というコンセンサスがあるが、大野がジャンーズ事務所に入って4カ月しか経っていないジュニア時代の秘蔵VTRでは、「アイドル・オン・ステージ」で後列の端で踊っていた大野が1人だけ大幅に振りを間違え続けていた。一方、2年にわたる京都時代には、16歳で京都に行くことになったため、ホームシックで家に帰りたくなったこともあったそうだ。京都での2年間で自分の中で踊りが極まったのでもういいかなと思い、大野は退所を願い出たが、ジャニー社長が引き留め策として堂本光一の舞台に出るように指示し、さらに嵐としてデビューが決まって辞められなくなっていた。

大野が涙もろいエピソードも紹介された。2009年の「ARASHI Anniversary Tour 5x10」の10周年のライブ映像で、大野が感極まって言葉に詰まり「泣かないよ」といいながら涙ぐんでいる姿が映った。また、井ノ原がジュニア時代の大野は「家に帰ってお母さんと喋ってるのが一番楽しい」と話すような子だったそうで、舞台の千秋楽で大野が「ええ～んとか泣き出して、みんな『可愛いな、コイツ、いい子だな』」と思ったそうだ。

嵐の振付を手掛けることもあるが、アイデアがなかなか出てこないことも

松本潤からのメッセージでは、「（大野に）嵐の曲を振り付けてもらうこともあるのですが、カウントで振り付けない。音のニュアンスで説明する」と述べられていた。大野によると、「ワン、ツー、スリー、フォーで振りを考えていないから。はまらない音が気になって」と言う状況で、他のメンバーには「ジャン」「ポン」のように音で説明するそうで、他の4人には分かりにくい。それでも、「最近じゃメンバーも速いんですよ」と順応してもらえつつあるものの、大野は「申し訳ない」と語っていた。振付を考えるのに要する時間について、大野は「かかる時はかかりますね。全然降りて来ない時は」「降りて来たら、2日とかで」と話した。

大野は「朝起きて、すぐ仕事に行くことない」そうだ。「一時間以上前にはもう起きて。基本面倒くさがりやなんで。直ぐに仕事に行くことができない。心の準備が必要」とのことだ。一方の井ノ原は起きて直ぐに仕事に出かけられるタイプだそうだ。

2014年にみんなでハワイに行った際に1日だけあった休日に偶然松本潤と、松本のハワイにいた友人と一緒に過ごしたそうだ。数時間で大野はその友達と仲良くなったそうだ。このメッセージ読み上げを黙って聞いていた大野の表情は動かず、誰なのか、女性なのか、全くヒントにならなかった。

嵐のメンバーについて

嵐はどういう存在かを問われ、大野は「最初やっぱ仕事仲間っていう感覚があったんですけど、もうここまでくると、家族でもない、仕事仲間でもない、友達でもない、別枠ができたっていう感覚があるんですね。“嵐”っていう枠ができたって感じです」と答えた。5人のメンバーについては、「元々仲いいというか、仲いいのかも分からないくらい5人が自然にいた」と話した。嵐のリーダーとしては、大野は他のメンバーを引っ張ることは「できない」そうで、「見守ってる感覚でいればいいかな」と思っているそうだ。

嵐の危機はあったのか、との質問に、大野は「4人の存在とちょっと違うなって時期はたぶんあったと思うんです。デビューしてちょっと。NHKのハワイの時、ニノとか松潤が『リーダーが何かそういうこと言ったんだよ』みたいな」と話したものの、「僕あんまり覚えてない。『何か言ったの？』　何か言ってた」と笑っていた。

主演映画「忍びの国」では家でアクションシーンを練習

7月1日公開の主演映画「忍びの国」の、石原さとみ演じる妻から締め出されるコミカルなシーンの映像が映った。VTRでこの映画で忍者のボスを演じる立川談春と中村義洋監督のインタビューが紹介された。立川は大野について「人を緊張させない空気感をまとってる人だなあと」「はっきり言うと、ぼーっとした男だな、と思いました」と語った。中村監督は「何にも（カメラが）回ってない時の大野さんって、何にも感じないですね。嵐感もないし、芸能人感がまるでない人ですね。ああいう人はなかなかいないと思います」と評した。

鈴木亮平との忍者同士の激しい殺陣のシーンの映像が映った。中村監督は、「吹き替えっていうのを用意しているんだけど、スタントマンで。鈴木亮平くんと大野くんのスタント。同じ衣装着て、同じ背格好で。ちょっと1回、段取りでリハーサルでやってみようかって、やって。あれって。スタントなしで撮っちゃおうかって。編集してても、あれ、これスタントマンのカットと思ってると、カメラが動くと大野くんの顔見えてくるから、これも本人かって。9割9分くらいですね、本人たちでやれちゃったのが、想定外だった」と、大野のアクションシーンの演技をべた褒めだった。

中村監督が「絶対家で（練習）やってるでしょ」と言うと、立川も「大変だよ。そんな直ぐできるわけないんだから。ものすごい（練習）やってる」と話した。自宅での練習について、大野は「家でやってましたね、ええ。踊りだと1人で練習できるんですけど、立ち回りだと、2人でやったほうが絶対いいんですけど、なかなか亮平くんの時間も合わないんで。ビデオ撮ってもらって、家でそれ観ながらやるしかなかった」と振り返った。立川は大野が仕事に対して欲もなさそうで、何に駆り立てられているのか不思議に思っていたそうで、欲があるかと問われ、大野は「ないですね」と笑っていた。

視聴者からの質問で、忍びの国の無門役のように尻に敷かれるタイプかと問われ、大野は「どうすかね。でも、この映画では、家に入れてくんないんです。そこまでやられたら、ちょっと無理ですね」と話していた。ぐいぐい引っ張るほうか、尻に敷かれるかについては、大野は「バランスじゃないですか。両方同じぐらいがいい」と語った。

怖いと感じるものについて大野は、「ライブとかだとあんまり怖くなくて。こういう少人数で見られるのほうが怖い。どうしていいか分かんない。見ないで、と思う」と話した。

夢に向かって努力する過程で自分より上手なライバルが現れた場合を問われ、大野は「好きなことなら無理と思わないはずなんですね。楽しいはずだから。凄い奴が来ても、すげえなとは思うけども、自分はそれになろう、なりたいとか。好きだから、前向きになっていくんじゃないですかね」と話した。

井ノ原が自身から見た大野の魅力を総括した。「世間一般的なイメージは、飄々としてて、熱くなってない感じがあるけど、熱くなった時を見るのが好きですね。大野くんが熱くなった瞬間。映画の中では見えるけど、笑ってるのか怒ってるのか分からないけど、不敵な笑みみたいな、忍者であることを本当に楽しんでいるような、走る時の笑顔が、すごく好きなんで。あの笑顔を常にやっててもらいたいな、と思うんです」　これに大野は「疲れちゃうよね」とコメントしていた。

映画のインタビューが終わった後も、大野は番組終了まで出演を続けた。劇団四季のミュージカル「アラジン」のジーニー役の瀧山久志が登場し、タップダンスの話になると、大野は「ちょっとだけやったことがあります」「全然、うまいことならないですよね」と述べていた。また、テレビと比べて、大野は「舞台のほうが緊張します」と話した。

その後本物のアラジンとジャスミンを演じる2人が衣装で登場してスタジオで名曲「ホール・ニュー・ワールド」の圧巻の生歌唱を披露すると、SNSでファンの「大野くんのミュージカル観たい」とのコメントが多発していた。

自分で料理、園芸にも興味

料理について尋ねられると、大野は「料理はするようになりましたね。それが楽しい感じ。家で1人で切って」と、包丁を使う仕草をちらっとして見せた。敢えて「1人で」と強調していて、彼女ナシを宣言したいようだった。何を作るかについては、「メバルの煮付けとか。自分で釣ったやつを」と答えていた。岡山県在住の80代女性ファンからのFAXの「瀬戸内海にも釣りにいらしてください」とのメッセージが読み上げられると、大野は「行きます！」と笑顔で答えていた。

その後、山口県の“たまげなす”という大きなナスが紹介されると、大野はまだナスを使った料理はしたことがないと明かしたうえで、「やろうとは思ってます」と述べた。

ベランダ園芸の企画になると、大野は自分で植物を育てることについて、「これからやろうと思ってるんです」と、意外な新しい趣味を明かした。厳密にベランダ園芸をやりたいと宣言したわけではないが、かといって、松潤のような「盆栽」をやりたいと言ったわけでもない。落花生（ピーナツ）の鉢植えが紹介されると、大野は「ああ、こーんな感じなんですか」と興味津々だった。

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