KinKi Kids「LOVE LOVE あいしてる」SPが吉田拓郎や菅田将暉らと大盛り上がり: ランダムビュー

KinKi Kids「LOVE LOVE あいしてる」SPが吉田拓郎や菅田将暉らと大盛り上がり

2017年07月22日

ジャニーズ KinKi Kids 堂本光一堂本剛菅田将暉吉田拓郎 LOVE LOVE あいしてる

7月21日放送のフジテレビ系「LOVE LOVE あいしてる」16年ぶり復活SPは、1996年10月から2001年3月まで続いたKinKi Kidsの音楽の原点の１つとなった伝説の番組をなるべく当時のスタイルで再現した。当時の堂本光一と剛は17歳から22・21歳で、CDデビューの1年近く前から始まったこの番組で音楽を教えてくれた吉田拓郎への敬愛がうかがえる特番だった。これはゲストが吉田拓郎の大ファンの菅田将暉と古舘伊知郎だったことからも明らかだ。また、2人と同い年の篠原ともえが、38歳になって今、頑張ってハイテンションでの当時のシノラーのコスプレを再現した。今や大物アーティストの一角を占めているKinKi Kidsと、同級生的なタメ口でふざけ合える女性タレントはそうそういない。

吉田拓郎の無法地帯トーク、特に光一を中心にKinKi Kidsをイジるのが面白かった。吉田拓郎はかつてラジオでさだまさしが才能があるがゆえに嫌いだと話していた。光一がわざわざ菅田将暉の名前が“さだまさし”と似ているとこじつけ、吉田が「さだまさし、ゲストなら、オレ帰るよ！」と反応したのが笑えた。菅田は実話でさだまさしの役を演じたことがあったから、ドキッとしていた。菅田が吉田拓郎の大ファンである父について語り、「この世界に入って、唯一言われたのが『オレを拓郎に合わせろ』だった」と明かした直後に、スタジオ観覧にその父が招待されていると発覚した。菅田が自分で洋服を作ることは既に別のバラエティー番組で披露されていたが、小栗旬の娘のワンピースまで依頼されて作っているのは驚きだった。

吉田拓郎のように容赦なく光一・剛をイジる人物も、今やなかなかいないだろう。光一は「オレは結婚したいなと思ったらするよ」と自信ありげに話していたが、吉田が2001年の番組終了から16年間の光一・剛・篠原について「君ら3人、何の噂もないね」と、バッサリ言っていた。また、西野カナのヒット曲「トリセツ」の歌詞の話題になり、光一がそういうことを言う女を「めんどくせえ」と一蹴したら、吉田が「だからお前は幸せになれないんだ！」と2度も言った。一方で、古舘伊知郎が大食漢のプロレスラーの焼肉のエピソードを話した際に光一が「どんなウンチすんだろうね」と言い出し、剛が指で形を作って「こんなヤツ」と言うと、吉田が昔の光一・剛を思い出して「そういう感じだったんだ」「馬っ鹿な話」と笑っていた。

最後にKinKi Kidsと吉田拓郎、“LOVE LOVE ALL STARS”バンドで「フラワー」「すきになってく愛してく」「全部だきしめて」をコラボ演奏していた。THE ALFEEの坂崎がギターで加わるという贅沢なメンバーだった。（追記：　視聴率は7.6％だったとのこと）

20周年の夢の時間は終わり

この番組がKinKi KidsのCDデビュー20周年の7月21日の最後の2人の出演番組のオンエアだった。朝7時から午後3時台まで4つの日本テレビ系の情報番組にドラマ番宣で生出演し、午後6時からは剛が出演できなくなって光一のみ出演したNHK BSプレミアムの「ザ少年倶楽部プレミアム」がオンエアされ、午後9時から日テレ系の2時間の特別ドラマ「ぼくらの勇気未満都市 2017」、最後が11時台からの「LOVE　LOVE　あいしてる」SPだった。剛の難聴がなければ、もしかしたら8時台のテレビ朝日系「MUSIC STATION」にも生出演していたかもしれないが（「Mステ」では、光一・剛不在のままKinKi Kidsの新曲の21年連続1位獲得と20周年が紹介され、デビュー前のVTRも流れていた）。

KinKi Kidsファンとしては、この日までの2週間ほどの間、KinKi Kidsの露出が増えて幸せな時間を過ごすことができた。ただ、1993年のKinKi Kids結成、さらにその前の1992年のKANZAI BOYA結成から光一と剛はずっとペアで活動してきたわけだから、既に25年くらい2人で一緒に仕事をしてきたことになる。夫婦で言えば銀婚式だ。これはすごいことだ。いろんな風雪に耐えながら、第一線を走り続け、大物と言われる地位を築いた。

CDデビュー20周年の記念日が終わったら、「じゃあまたね」でKinKi Kidsとしての活動が激減し、またソロ中心の日々に戻るのだろう。確かに、光一と剛のそれぞれのソロ活動も魅力があって素晴らしい。それでも、20周年のイベントやさまざまな番組で、KinKi Kidsがこれだけいろんな人にリスペクトされ、愛されていることもしっかり確認できたから、今後も2人の活動も意欲的に続けてもらえたら嬉しい。剛の体調次第だが、たとえば近い将来、新曲「The Red Light」を是非とも音楽番組で歌って欲しい。

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*KinKi Kidsの2019年12月4日発売の41st「光の気配」の表題曲は、聴く人の心の琴線に触れる唯一無二のバラードで、作詞は声優・歌手の坂本真綾が担当。4リズムだけのシンプルなオケと歌のみで構成されている。シングル「光の気配」はDVD付き初回盤A、DVD付き初回盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売。初回盤Aの付属DVDには「光の気配」の海辺で撮影したHIKARIバージョンのミュージックビデオ（MV）とメイキング映像を収録。初回盤Bのカップリング曲には「チラナイハナ」を収録し、付属DVDには今まで歩んできた道/これからの未来に歩んでいく道をコンセプトに壮大なセットとCGを組み合わせた幻想的な「光の気配」KEHAIバージョンのMVとメイキング映像を収録。通常盤のカップリング曲には「杪夏（びょうか）」「Tuning」を収録。店舗により、先着特典として各形態ごとに異なるA4クリアファイルが付く。