NEWSがMCのNHK BSプレミアムの「ザ少年倶楽部プレミアム」の時もそうだったが、KinKi Kidsがかつてバックダンサーを務めてくれた後輩ジャニーズの番組にゲスト出演すると、事情通なうえMC力も抜群の小山慶一郎や村上信五らが巧みに誘導し、他の番組での“よそ行き”顔対応とは違う堂本光一・剛の本音を引き出してくれるのが面白い。今回はさらに、光一の親友のTOKIO・長瀬智也の貴重なコメントも多かった。
剛の突発性難聴の状態
冒頭でMCの村上信五が突発性難聴を患った剛に、「剛さん、もう耳は?」と尋ねた。収録日は不明だが、剛は「そんな著しくは戻ってないけど。今はもう全然、こっち(左耳側)から村上がパーッと言っても全然問題ない。ただちょっとグッと睨むくらいです」と笑いを取った。それから、「(7月4日の)退院した時に比べると、全然良好ですね」と付け加えた。
専門家が語るKinKi Kidsの音楽の特徴と魅力
番組ではまず、シングル38作連続でオリコン1位を獲得というギネス記録をもたらしているKinKi Kidsの音楽の魅力を多角的に分析すべく、KinKi Kidsと縁の深い音楽専門家5人のコメントをインタビューのVTRで紹介した。
1人目は「ボクの背中には羽根がある」(2001年)などを楽曲提供した音楽プロデューサーの織田哲郎だった。織田がテレビに出演してコメントするのは珍しい。織田は「彼らが根本的に持つ”哀愁”っていう部分と”品の良さ”、この2点が彼らのずっと変わらない特色だと思うんですよ」との分析を示した。また、「ボクの背中には羽根がある」を作った理由としては、「フォルクローレ(南米の民族音楽)の持つ哀愁が彼らとマッチするんじゃないかとその時考えた気がします」と語った。
2人目は、2017年7月リリースの新曲「The Red Light」を楽曲提供した、日本のR&Bの第一人者の久保田利伸だった。久保田は「剛くんがファンク・ファンキー、光一くんはそれに対してもっとロック。ファンクとロック、偶発系のケミストリーみたいな。 今回作った曲(「The Red Light」)は乱暴な曲、ワイルドな曲。(サビ部分をわめくように歌いながら)『♪R-e-d L-i-ght』これは従来の日本の歌にはない」と述べた。ファンクとロックの融合が、久保田の思うKinKi Kidsの魅力で、「The Red Light」ではこれにワイルドさを掛け合わせて新たな魅力を引き出したという。
3人目は「薔薇と太陽」(2016年7月)を楽曲提供したTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉だった。吉井は幼い頃からジャニーズ・ファンで、もちろんKinKi Kidsのファンでもあった。吉井は「KinKiKidsってジャニーズの中でも70年代エロスなんですよ」と述べた。70年代エロスとは、具体的には沢田研二などを指す。
4人目はKinKi Kidsにこれまでに16曲も楽曲提供した堂島孝平だった。「KinKi Kidsって1人1人なんですけど、KinKi Kidsっていうもう人格があるというか。たまに1人に聞こえる時があるんですよね。そんなふうにまでなってるデュオっていないと思うんですよ」 そこで、堂島提供の「カナシミブルー」(2002年)をKAT-TUNをバックに歌っているKinKi Kidsの映像が流れ、確かに「♪口許で~」の部分で光一と剛の声が1人の声のように聞こえてくるのが確認された。
光一は「まずありがたいですね。やっぱり、その方たちが僕らを想って作ってくださってるんだなって、何かがそこにあるのを、いつも感じるんです。織田哲郎さんから民族楽器を入れ込んだような哀愁漂う楽曲を頂いた時に、僕らもそれすごい発見で、こういった曲ってすごくキンキに合うんだって。土台みたいな『硝子の少年』から始まって、僕らにとっての表現方法っていうのは、枝がどんどん増えていった。吉井さんの曲も久保田さんの曲もそうだけど、『これどうやって歌ったらええんやろう』って」剛は「難しい曲が多い」と付け加えた。光一は「薔薇と太陽」について、「レコーディングの時もね、吉井さん独特の『♪青空に咲いたよ~』って、何かこう投げ捨てるような。ああいう雰囲気って、吉井さんだからカッコいいんじゃんみたいな。だけど今この年齢になっても、20年やってきても、そこに僕らにとっての挑戦ができるのは、ありがたく感じますね」と述べた。
5人目はジャニーズJr.時代から光一・剛と25年来の付き合いのTOKIOの長瀬智也だった。もちろん、長瀬自身も楽曲作りをするミュージシャンだ。長瀬は「KinKi Kidsの楽曲っていうのは、どこかドラマチックなんですね。KinKi Kidsらしさの世界観を昔から感じてるんですね。いいなって羨む部分はあったかもしれないですね。デビューとしては僕のほうが早いんですけど、一緒に合宿所で1つの時代を過ごしてきた戦友というか、良きライバルでもあるし。同じぐらいの時間を同じような場所で過ごしてきたわけだから、見ている僕はグッとくるんですよ」
ここで、ファンなら既に聞いたことのある、最近長瀬が箸を親友の光一の家に借りに言ったエピソードが披露された。長瀬は「割り箸ではなくちゃんとした箸で、しかもペアで。独り身の男にペアの箸をくれたわけですね。両方とも使ってますよ、僕が」と話した。これについて光一は「お箸なかったんだって。で、ピンポーンって来て『お箸ある?』って。その後『光ちゃんが家に上げてくれなかった』って。上がりたかったんやな」と補足した。
レコーディングは相手の歌を聴かずに1人で、それでも無意識に相手の歌い方を意識
次に光一と剛のレコーディングについての話題になった。まず、光一の事前の打ち合わせ時のコメントが画面で文字で紹介された。「レコーディングを一緒にやることはない。歌番組もお互いイヤモニで違うものを聴いているから、正直相手の声を気にしていない」これに一同が静まると、光一は「文字にすると非常に何かね」と笑い、村上が「めちゃくちゃ怖い」と言った。しかし、レコーディングを別々に行うのは関ジャニ∞も含め、特に珍しい話ではない。光一は、先に剛が歌入れを済ませた時も、「剛くんの歌を聴かずに歌う」とのことだが、その後「『剛くんと2人で合わせて聴いとこうか』って聴くと、もう大体合ってる」と明かして、一同を驚かせた。
2人のレコーディングに立ち会うことの多い堂島がVTRで「それぞれが歌入れをしている時に、やっぱ、相手を存在させながら歌ってるなという感覚は、すごい感じるんです。光一くんには光一くんの癖があるし、剛くんには剛くんの癖があったり、特徴があるんで。そういうところはお互いに理解している」と述べると、スタジオ一同拍手となった。光一は「無意識の中で意識してるんだと思うんです。剛くんはこういうリズムの取り方するだろうなっていうのを無意識の中で意識している」と解説した。
剛は「声は、似てる音域ありますし、僕が気にしてるのは、2人で重なるので声を細くしている。”2人ですよ感”がちょっと出たりとか。微々たるあれですけど」と話した。光一は、「ミックスをスタジオでやってて、『あ、ここソロ?ソロじゃないよね?』『2人出てます』『じゃあ、レベルがちょっとアレなんちゃうの?』『いや、完全に同等ですね』『マジで』そんな時、わざとちょっとずらしたりする」と披露して、一同を驚かせた。
特殊なレコーディング風景
剛は「僕も取りあえず(光一の歌を)聴かずにやって。光一くんのほうが下の音域が出てるんですよ。低音が。僕が低音出す時は、敢えて座って歌ってるんですよ。ここで歌うと僕はロー(低音)が出るんで、ローが欲しい楽曲とかは、座って歌ったりしてみる。でもそれは、僕が勝手にやってるだけの話で、みんなには適する話ではないと思う」と明かした。これに、村上が関ジャニ∞のリードボーカルの渋谷すばるに向かって、「すばる、ちょっと勉強になるんじゃないですか?」と話を振った。渋谷は「立ってしかやったことない、レコーディングは」と答えた。すると横山裕が「座ってやったら、『生意気や』って言われそうやな」とツッコんで、笑いを誘った。
ここで光一が「オレ、言ってねえっけ? バランスボールに座って歌ってた」と言い出すと、剛は「え、鍛えてんの?」と驚いた。光一は笑いながら「ボイストレーニングの先生とかに、『ちょっとこうバランスが崩れた時に支えようとするその支えを持ちなさい』とか。で、バランスボールに座りながらトレーニングをしたことがあったから。そのままの気持ちでレコーディングやってみようって」そこで剛がバランスボールに座る動作を試みて「確かにここ(お腹)に力が入る」と言った。大倉忠義が「エクササイズしながら」と驚きの声を上げると、剛は「そのムービー欲しい。めっちゃおもろいな」と言い出して、一同の笑いを誘った。
剛の作詞はソロ曲はシンガーソングライター的、KinKiKids曲では作家的
次に作詞する時に意識することが話題となり、剛のソロの詞とKinKi Kidsで歌う楽曲の作詞の違いが取り上げられた。剛の事前の打ち合わせ時のコメントが画面に文字で示された。「1人の時はシンガーソングライターみたいな感じ。書きたいことをただ書くだけ。人がいいと思わなくても、自分の思ったことを書くだけ。2人の時は、共感が得られるようなものを書くけど、1人の時は僕しか経験してなさそうなことでも書く。2人の時のほうが作家ですかね。1人の時は共感を求めていないです」このコメントを見て、一同は「はあ~!」と感嘆のうめき声を上げた。
剛は補足した。「だって2人が歌う詞って考えたりすると、やっぱり大多数の方に聴いてもらえるようなものを書いたほうがいいなと。でも、そこで守りに入るような歌詞を書いてしまうと、光一が歌ってる姿も嘘っぽいし、僕も嘘っぽくなるからっていうのは、ちょっとどっかあって。でも、最終的には分かりやすいように頑張って書いてる感じ。1人の時は、別に誰に分かってもらおうとも思ってもないから。自分がよければと思って書いてるっていう」 これに村上が「極端な話、対極ですよ、じゃあもう。KinKi Kidsでやる時と堂本剛でやる時って」と反応すると、剛は「対極なことをやることがソロをやる意味だとオレは思ってるから。でも、意識的にこうしたわけじゃなくて、気づけばこうなってたっていう」と述べた。
光一は剛に歌って欲しいメロディー、剛は光一に歌って欲しい詞を考える
一方、光一の作詞についての事前のコメントが文字で紹介された。「詞に関しては、僕は書きたくない。剛くんの選ぶ詞のほうが、ファンは喜ぶと思う」 光一は「2人で曲を作ったりする時って大体、僕が曲を作って、剛が詞を書くことが多い。オレはね、曲作る時に、剛くんにこのメロディーを歌って欲しいなっていうのを想像しながら作ってると思う」と語り、再び「はあ~!」という一同の感嘆の唸りを呼び起こした。光一がさらに「もしかしたら剛くんは詞を書いている時に、光一にこの言葉言わせたいと思って書いてるフシがあるんちゃうかなって気がする」と言うと、剛は「それはある」と同意した。光一は「自分も歌わなあかんけど、自分がこれをどう歌うっていうより、まずはこのメロディーを剛くんに歌って欲しいなっていうので作ってる気がする」
村上が「相手のことが優先順位として上なんですか?」と尋ねると、光一は「だからキンキで物を作る時にはね」と認めた。これに剛は「結局そこは作家寄りな話に、やっぱ」と付け加え、村上が「スタッフ寄りの話と言いますか」と納得した。光一も「そのほうがたぶん(アイデアが)沸くんだろうね、自分で歌うっていうより」と同意した。
ここで剛は光一に歌って欲しいことについて述べた。「オレが思ってる、光一これやったら面白いのになとか、光一こんなことやってみたらいいのにな、とかいろいろあるけど。それは世間の人からすると、光一とたとえば友達ではないし、時間をすごく共にしたわけではない人やから、結構賛否両論になると思うけど。時間を随分と共にしたオレからしたら、めっちゃおもろいのになっていうのがあるやんか。それはまあ、企画があればそういうのをやればいいかなって温めてたりするぐらいで。ファンの皆さんに提供したりする、その延長線上でいろんな人に聴いてもらうってことまで想像すると、作家になって、1人で光一くんがもし自分で何かを書く時に、女性詞って少ないかもなとか、あんまり書かないかもしれないとか、そういうことを想ったりして、女性詞を敢えて書いてみたりとか。そういうのをやっぱり考えてるよね」
「愛のかたまり」を共作した背景、宝物と長瀬が絶賛
ここで、剛が作詞、光一が作曲した人気曲「愛のかたまり」(2001年)の話になった。ファンなら既に知っているエピソードも多かった。まず、詞と曲のどっちが先に作られたかについては、剛は「曲が先ですね」と述べた。
事前打ち合わせの光一のコメントが文字で示された。「『愛のかたまり』は反骨精神から生まれた曲。『Hey! みんな元気かい?』がシングル(A面)だったんだけど、それまでと違った方向性の曲だった。当時の自分には、そんな曲を歌う技量もなかったし、KinKi Kidsとしてこういう歌のほうがいいんじゃないか、として作った」
光一が解説した。「『愛のかたまり』ってB面なのよ。『Hey! みんな元気かい?』は、今となってはすごく大好きな曲なのね。YO-KINGさんにもらった曲で、当時の自分は理解できなかった。オレらのガラにない言葉じゃん。だけど、あの歌詞って実はすごく悲しい歌詞なの。でも、当時の自分はそれが分からなかったし、YO-KINGさん独特の『Hey! みんな元気かい?』って投げ捨てるような歌い方で、どうやって表現していいか分かんなかった。KinKi Kidsはドラマチックで、メロディーが綺麗な曲を歌ったほうがいいじゃんっていう反骨精神があったのね。そこでA面を超える曲を作ってやるって思って作ったのが『愛のかたまり』」
この曲について、長瀬はVTRでコメントしていた。「それを作ったってことが、まず感動ですね、ファンに向けて。1番分かりやすい気持ちじゃないですか、その曲が生まれたっていうのが。音1つにしても、言葉1つにしても。やっぱ、みんな脳みそ違いますからね。ぶつかることっていうのは絶対にあると思うんですね、2人。きっと2人が頷いて生まれた曲だから、それはもう宝物じゃないですか」と述べた。ナレーターが「この曲は今もファンの支持が最も強い特別な1曲に」
KinKi Kidsらしさは漠然、ただし暗い曲になる傾向は確実
KinKi Kidsらしさについての剛の打ち合わせ時のコメントが文字で紹介された。「キンキらしさは特にないっていうのが、キンキらしさですかね。第三者が勝手に決めてるんですよね、僕らのことを。皆、その謎解きを一生懸命やろうとしてるけど、僕ら的には何も考えてない」 剛は「ほんと、何も考えてない」と発言し、一同の笑いを呼んだ。古田に「こうありたいなっていうのは?」と問われ、剛は「ないんじゃないですか」と答えた。
光一が思うところを詳しく語った。「どうしても、2人組って比べられるんですよ。お互いにソロの活動もあるじゃないですか。そうすると、ご覧になられている方っていうのは、質問として『ソロの時の気持ちと2人でいる時の気持ちの違いを教えてください』って聞きたがるんですね。でも、そんなにスイッチを一生懸命切り替えてやってるわけではないですね。もう自然なんです。打ち合わせの時に『KinKi Kidsらしいものをやろうよ』って言っても、漠然としているんです。でも何となくそれは共通認識なんです」
さらに光一は「音楽的な『らしさ』っていうと、僕らは何を歌っても暗い曲になるっていうのは、KinKi Kidsらしさではある。何で元々『硝子の少年』でデビューしたかっていうのも、山下達郎さんが『2人の声は音的にメジャーかマイナーだと、マイナーだから』、マイナーなメロディーの曲を我々に提供してくれた。だから、たとえば『もう君以外愛せない』とかは、LOVEな言葉なんだけど、何かこう、失った人を想って歌っている、我々が歌うとね」と語った。剛も同調した。「何かどうしてもそっちに寄ってしまうので、そこは無理して変える必要もないし。それが特性というかね、特徴なので。もう関ジャニの歌なんて歌われへん。『ジャジャジャジャン!』の時も、何か傷つくもんね」これに一同は爆笑し、古田が「KinKi Kidsが関ジャニの歌を歌ってはいけない。歌って欲しくない」と言い、村上も「そんなKinKi Kids、見たくはないです、確かに」と同意した。そんなKinKi Kidsの暗い歌を好むファンを光一は「暗い」とからかったりしている。
宮澤エマに「歌ってる時は何か考えて歌ってるんですか?」と問われ、剛は「何も考えてないです」と答え、一同の笑いを誘った。村上が「歌詞と振付間違えんとこうと?」と尋ねたが、剛が「だからもう、間違えたら間違えたやし」と答え、村上は「達観ですね」と感心していた。剛は関ジャニ∞のギタリストの安田章大に向かって、「考え出してしまうときりがない。ギターソロもさ、家で考えてきたもの披露しても、しゃーなくない?」と言った。安田が「その時のノリってことですよね。セッションによって生まれてきたもの」と同調すると、剛は「クソしょーもない音届けてもアカンて」と述べた。
さらに剛が古田に「お芝居とかもそうでしょ? この次にセリフが来るからこうしとかなきゃアカンとか、家で考えてきてそれをできるとは限らない」と語り掛けると、古田は「家で考えてきたやつを披露する奴は、オレは嫌い」と言い放った。
ジャニー社長から学んだプロデューサー精神
デビュー当時にジャニー社長に言われたことを、剛は打ち合わせ時に明かしていた。「『君たちは2人ともプロデューサーだからね』って言われた。けど、最初の頃は何のことか分かってなかった。あの人には直感がある。ジャニーズ事務所を作った人が直感なら、オレらも直感のほうがいい。ジャニーさんのものづくりをどこかで吸収してる」この点について、剛が補足した。「この人とさ、結構な時間を共にしてきてるわけで。『ここ良かった』とライブの後手紙書いて渡してくれたり。褒める時とかも直感ぽい。もちろん愛情はあるねんけど。その時に感じたものを書いてる。『ここもっと衣装こうしたほうがいい』っていうのも直感やし。あの人もそういうものを僕たちに本来はやって欲しいと思っている人やから。僕はだからそれは曲げずにやりたいなとずっと思ってる。だから、レコーディングも直感で取りあえずパッとやる。そこにエンターテインメント性を僕は感じてるかなっていうふうに思ってる」
ここで剛はジャニーズJr.としての初舞台のエピソードを振り返った。「僕らは一番最初は、光GENJIさんのコンサートで(ジャニー社長の口マネで)『出ちゃいなよ』って。出るってどういうこと?みたいな。あれはもう直感みたいなとこあるやん、今ここに出してしまえって。で、意味も分からんとなあ、僕らは水の入った桶持って、真ん中で花火して、そしたら光GENJIがバーッと出て来る。それでハケるみたいな。そういうところから始まってるんで。直感力っていうものを研ぎ澄まして、考えてものを作るってことかな。それがプロデューサーなんだからってことだと思うんですけど。その閃(ひらめ)くこととか、思いつくってことがまず大事。僕ら、もしかして得意だったのかもしれない、分野は違うかもしれないけど」
すると、村上に振られて、横山裕が関ジャニ∞の初めての東京でのライブのエピソードを振り返った。「関ジャニで東京で初めてライブするってなった時に、全然盛り上がらなかったんです。1発目、東京で。やばいやばいってなったら、ジャニーさんが来て『そんなの簡単だよ。セットリストを、曲ちょっと入れ替えたら。そして衣装を変えたら、絶対盛り上がるよ』って。2回目、まさにその通り盛り上がったんです。ちょっと変えただけで」この話は関ジャニ∞ファンなら既に知っている。
剛が「僕らの一番最初は、ライブやりました。光一が次ソロやから着替えてます。MCでつないでくれと。言うても僕、暗いほうではあるけど、お笑い番組結構見て来たし、西の人間ではあるから。奈良人ではあるけども、奈良人の精一杯で全然つなげるなと。全然思いつかへん。何となく頭がテンパって、『光一よろしく!』」すると、光一が着替える所作をして「まだまだまだ!」と困る演技をしてから、「何回この話してるかな、最近!」とツッコんだ。
意見が合わないことはしょっちゅう、でも言い合いはしない
宮澤が「意見が分かれたりとか、意見が合わないってことはあるんですか?」と尋ねると、光一は「そらもう、しょっちゅう」と即答し、剛も頷いた。よゐこ濱口の「言い合いをする?」との問いに、2人とも「しない」と答えた。剛は「言い合いはしない。言い合いするカロリーが面倒くさい」と答えて、一同の爆笑を呼んだ。村上が「10代の頃、まだあったんでしょ?」と尋ねたが、2人は「いや」「ない」と否定した。剛は「まあ、じゃあ折れたらいいかって、折れたりとか」、光一も「お互いがお互いに」と答えた。横山が「誰がまとめるんですか?」と尋ねると、光一が「スタッフがいるから。2人の意見が違う場合は、どっちが正しいかはないから、『いい方向をみんなでやっていこうよ!』っていう感じ」
今度は関ジャニ∞の場合についての質問が出た。剛が「誰がまずイライラするの?」と尋ねると、村上が「昔は錦戸(亮)がようイライラしてましたけどね。でもたぶんNEWSとの掛け持ちがあったりした時期とかやったんで、いっぱいいっぱいで」と答えた。剛は「あいつ、大変やった」と納得していた。現在については村上は「今はめちゃくちゃ穏便です」と語った。古田が関ジャニ∞メンバーについて「仲いい」と語った。
長瀬はVTRで「逃げ場のない2人の関係だったり、やり方の違う2人の人間が1つになってやるって、絶対大変だって思うんで。僕も同じように、メンバー5人ですけど、やっぱバラエティー番組で楽しくやってる空間だけではないから。仲良しこよしでやってるだけっていうのも厳しいし。正直、2人ともあったと思う。そういう苦しさも一緒に背負ってやってきたんだなと思うと、今何かすごくいい顔してるなって思いますけどね」これに、古田が「長瀬くんの言葉は信用できるね。素直な言葉」と言った。
光一が長瀬の言葉にコメントした。「よく見てくれてるなって。そういう話もね、ちらっと長瀬としたり。TOKIOもTOKIOでね、いろいろ話をね、したこともあったって話も聞いたことがあったし。やっぱり同世代だからそういう話もできて、すごく大切な存在だしね。そうやって見てくれている感じが、すごくありがたい。14、5から知っているから」
長瀬は天然―誤ってドッグフードを食べ、そばつゆとお茶を間違える
すると剛が「彼が間違えてドッグフード食べてる時期とか知ってるから」と、昔のエピソードを明かした。「何かもう、寮ですることないねん」という時期だったそうで、光一が解説した。「ビデオ撮るのが流行ってて。カメラを固定して」「長瀬も(カメラが)回ってると思わなかったんだろうね。座って。しばらく食べてる。1分ぐらい食べてる。(容器を見て)『ドッグフードだ!!!』天然、天然。ほんと気付いてないんだもん。何かおかしいと思ったんだろうね」
大倉忠義「全く同じようなこと、最近あったなと思って。蕎麦屋に行ったんですけど、ロケで一緒で。『薄いな、ここの蕎麦』湯呑に入れて、気づいてなかった。しばらく食ってた」
村上に振られて渋谷は「これからのKinKi Kidsさんが楽しみですね」と言った。光一が座長を務める舞台「Endless SHOCK」で共演した宮澤は「その時も最初お会いした時にテンションの低い方だなと思ったんですけども、こうやって見ると2人が同じだから、リラックスしてらっしゃるのかなと思って。そういう関係性を築けて素敵だなと思って」と述べた。古田はKinKi Kidsの印象を「50超えてるオッサンと同じようなレベルのテンション」と述べた。
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*KinKi Kidsの2019年12月4日発売の41st「光の気配」の表題曲は、聴く人の心の琴線に触れる唯一無二のバラードで、作詞は声優・歌手の坂本真綾が担当。4リズムだけのシンプルなオケと歌のみで構成されている。シングル「光の気配」はDVD付き初回盤A、DVD付き初回盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売。初回盤Aの付属DVDには「光の気配」の海辺で撮影したHIKARIバージョンのミュージックビデオ(MV)とメイキング映像を収録。初回盤Bのカップリング曲には「チラナイハナ」を収録し、付属DVDには今まで歩んできた道/これからの未来に歩んでいく道をコンセプトに壮大なセットとCGを組み合わせた幻想的な「光の気配」KEHAIバージョンのMVとメイキング映像を収録。通常盤のカップリング曲には「杪夏(びょうか)」「Tuning」を収録。店舗により、先着特典として各形態ごとに異なるA4クリアファイルが付く。



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*KinKi Kidsの2018年7月25日発売の「KinKi Kids CONCERT 20.2.21 –Everything happens for a reason-」Blu-ray/DVDは2017年12月のフルオーケストラ参加の東京ドームコンサートの映像化商品。Blu-rayとDVDがそれぞれ初回盤と通常盤の2形態で販売。初回盤にはライブ音源からセレクトした全13曲のLIVE CD –Grand Orchestra Mix- を収録。通常盤には京セラドーム大阪公演のみで披露したHappy Happy Greetingと光一Happy Birthdayの映像を追加収録。レビュー記事は2018年7月25日付 「『KinKi Kids CONCERT 20.2.21』映像で2人のステージ復活に感動」を参照。店舗により先着特典でミニポスターが付く。




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*KinKi Kidsの2017年12月6日発売のベストアルバム「The BEST」はデビュー曲「硝子の少年」から「The Red Light」までの両A面含むシングル全45曲をリマスタリング音源で収録。初回盤には2017年7月15・16日の横浜スタジアムでの20周年記念イベント「KinKi Kids Party!~ありがとう20年~」のダイジェスト版映像が収録されており、Blu-rayかDVDのいずれかを購入時に選択する(品薄)。通常盤は2曲が追加収録され、うち1曲「Next to you」は宮沢和史氏書き下ろしの珠玉のバラード。「The BEST」のレビューコメントは2017年12月6日付「KinKi Kids『The BEST』初回盤『KinKi Kids Party!』に感動」を参照。

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*KinKi Kidsのベストアルバム「Ballad Selection」と「39」


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