堂本剛、難聴の左耳について「完治っていうところは果てしなく遠い惑星の話のよう」: ランダムビュー

堂本剛、難聴の左耳について「完治っていうところは果てしなく遠い惑星の話のよう」

2017年12月18日

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12月16日の「堂本剛とFashion & Music Book」で、堂本剛は突発性難聴を患った左耳について、「完治っていうところは果てしなく遠い惑星の話のようなんで。なるべくいい方向に行けばいいなと思ってますけどね。先生とその話したんですけど」と語った。番組の最後では、筆者も行った今回のKinKi Kidsの東京ドーム公演のソロコーナーで熱唱した「これだけの日を跨いで来たのだから」をかけた。

行けていない場所

熱田神宮に行きたいけど行っていないリスナーのメールを読んで、剛はコメントした。「僕、実際行きました。幼稚園時に（劇で主役の）ヤマトタケルやったんで、お姫様に「僕のお嫁さんになってください」っていうお芝居したんです。それもあり、ライブで行ったんですけど、せっかくやから。その後にひつまぶし食べて仕事に向かったって感じですけどね」

剛は、行こうと思って行けていないところについて語った。「富士山とかじゃないですか。富士登山を30までにはしようかなって何となく思ってたんですよ。でも、タイミングがよく分かんなくて。どうせ僕なんて、行って高山病になって迷惑かけるだけ。気圧に弱いから。
そんなところに自分の身をぶっこむとは、30ぐらいまでかなと思ってたんですけどね。40までに行くかというと、ちょっと行かないだろうな」

「耳は、海底のほうに行くのほうがいいらしいんで。スキューバとかしたほうがいいんでしょうけど。レギュレーターでしたっけ、くわえるヤツ。あれ、オート反射で吐いてしまうんで無理。マスク型やつで潜るとかするのもいいのかもしれませんが。ただマスクをかぶって、あそこに酸素が入って行く、その技術というかテクノロジーというか、それを信頼しなきゃいけない。あれ、空気が吸えんよってなった時のことを考えたらね、何でそんなことしてまで海底に潜らなあかんのか。ジェットコースターとか、お金払って。『もしかしたら危険ですよ』　何を考えてんねんて話ですよね、僕からしたら。得意不得意ありますもんね」

ここで剛はミニアルバム「Grateful Rebirth」（2016年）収録の「Break a bone funk」をかけた。

本来の自分の内面で勝負

「本当の自分じゃない中で仕事するって、やっぱしょーもないなって僕は思っちゃう性格なんでね。30歳ぐらいの時から切り替えましたけどね。それで嫌いって言われてもそれで結構ですしね」

「内面的なものを見て頂けるような生き方とか、自分ができていればいいなという理想があって。その内面的なものに対して惹かれてくださる方がいらっしゃって、その方々に対して曲を書いてみたりとか、その方々に対していろんなものを提供できる人生であればいいなという感じですよね。それがどんな場所であっても。ラジオであってもテレビであっても。そこで自分がいかに純粋無垢に立っていられるか。それが一つの目標です」「今の僕のレベルでの歌える音楽とかそういうのできたらいいなと思っていますけどね」

剛はアルバム「[si:]」（2004年）収録の「PINK」をかけるにあたり、この曲について語った。「この曲を聴くと自分の一番辛かった時とかすごく思い出して悲しくなるんですけども、こういう曲を聴くことで、また自分もその時に立ち戻り、そして今日にまた立ち戻って、いろんなことを想い、未来を力強く思えるんじゃないかな。その願いを込めたりしながら」

家族について

剛は母のことも話した。「親に感謝したいなと思うし」「年末はね、血圧のこととかいろいろ言うと可愛そうだなと思ったりしているんですけど。時間がある時はご飯だけは一緒に食べようかなって言って」「この間言われてグサッと来た。『あんたはお母さんといる時は笑わんから、心配すんねんな』って言われたんです。確かに、友達といる時の僕を見て安心したと言うんですね、笑っているから。DVDとか観てミュージシャンとかとキャッキャッしている僕を見て、安心するんですって」

「でも、母親の前でおそらくですけどね、とても素直にその場にいるから笑っていないだけなんですよね。お母さんといるとつまらない＝笑ってないではないんですけど。たぶんだから、いろんな場所で見せない僕の素っていうか。僕もずっと笑ってられへんしね。ずっと笑ってられんやったら、幸せだけどさ」

「僕の状況を考えても、見てもらえば分かると思いますけど、考えること多いですからね、僕、今いろんなこと。でも、家族と過ごしたりコミュニケーションとったりして。うちの兄弟も付き合ってくれてますからね」

難聴の左耳の完治は果てしなく遠い

剛は突発性難聴を患った左耳について話した。「少しでもよくなればいいなと思って。いい意味でも悪い意味でも、完治っていうところは果てしなく遠い惑星の話のようなんで。なるべくいい方向に行けばいいなと思ってますけどね。先生とその話したんですけど」

「このラジオでも自分の体のこともそうだし、今の自分の心境とか、そういうものも普通に話そうと思っています。みなさんにもいろいろご理解いただけるようなことを、常に語っていくラジオであればいいなと思ってますので」

最後に剛は、アルバム「Coward」（2006年、ENDLICHERI☆ENDLICHERI名義）収録の「これだけの日を跨いで来たのだから」をかけた。筆者も行ったKinKi Kidsの東京ドーム公演のソロコーナーで、剛はこの曲を圧倒的歌唱力で熱唱していた。

＊参考：
2017年12月20日付堂本剛、突発性難聴の現状、東京ドーム公演をいかに乗り切ったかを語る

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*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。