堂本剛、突発性難聴前は常人離れしたずば抜けた聴力（と視力）だった。耳を使い過ぎた？: ランダムビュー

堂本剛、突発性難聴前は常人離れしたずば抜けた聴力（と視力）だった。耳を使い過ぎた？

2018年01月07日

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1月6日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、剛は元々は普通の人よりも聴力が抜群に良く、普通の人には聴こえないような微かな音も聴き取れていた、と述べた。昨年6月に突発性難聴を患い、今なお左耳は難聴だが、右耳も普通の人が聴こえないほど優れていた部分の聴力を失ったそうだ。ちなみに、視力も2.0と抜群だそうだ。剛は、奈良の静かな環境で育ってずば抜けた聴力が養われ、それを駆使しすぎて突発性難聴を患ったのだろうか、と分析していた。剛はまた、亡くなった愛犬2匹の話もして、家族を失った悲しみと闘う心境を述べた。

静かなところが好き

剛は静かなところが好きというリスナーに同調した。「14歳ぐらいですかね、東京出て来て。みんな朝の4時までゲームやったりとか。僕、11時頃に寝てたんですね、寮で」「ドラマがすごく多かったんで、寝る時間がとにかくないんですよ、あと学校もあったし」「静かなとこが好きです」「突発性難聴になってから特にそうですけど、静かなほうが気持ちいいからいいなっていうのがあるんですけど」

元々聴力（と視力）がずば抜けて良かった

剛は突発性難聴で左耳が今なお難聴だが、元々は普通の人に比べて視力も聴力が抜群に良かったそうだ。「耳の検査をすると、普通の人より感度が良すぎるって言われました。ここまで聴こえている人なかなかデータで見ないですけどねって言われて。視力でいうと2.0。視力が僕、2.0でしたから。2.0の人が1.0になると、ちょっと不安になるんですよ。前より見えてないからね。コンタクトで、眼鏡で補強すれば、みたいな感じですけど」

「前より右耳もちょっと聴こえてないんですよ、突発性難聴になってからね。でも、そのちょっとっていうのが、結局普通の人という言い方も変ですけれども、本来大体の人は聴いてないところなんでね、その僕が言っている『ちょっと』聴こえなくなったっていうところが」

「レコーディングもそうですけれども、実音的には『あれ、ちょっと音フラッとしてるかな』と思うんだけど、データとしては息の領域でピッチを当ててるみたいな、息で音程取ってるみたいな歌い方をすることが多くて。ていうことは、この息をかき消している後ろに流れてる音のボリューム下げればって下げると、音程が合うんですよ」

「実音的な塊としては強くないけど、息でピッチを当ててるから、息が消えてしまうようなトラックダウンとかマスタリングをした時に僕はちょっとフラットに聞こえちゃいますよね。でも、そこを守ってくれるように、『ここの周波数上げてください。こうしてください、ああしてくさだい』って言うと、そういうのがなくなっていく。ライブでも息のところ、もうちょっと上げてくださいと言いながら歌うこと多いですね。そこで、ピッチよく取ってるから」

剛は、奈良の静かな環境で育ってずば抜けた聴力が養われ、それを駆使しすぎて突発性難聴を患ったのだろうか、と分析していた。「奈良は静かですよ、ものすごく。たぶん、奈良で生まれてものすごく静かな環境で育ったことによって、聴こえないところが聴こえるような、そういう耳になったんでしょうしね。耳は聴こえすぎると言われました、右耳。だから（突発性難聴になった）左も元々聴こえすぎててんな、みたいな」

「スタジオでも、よくありましたからね。『ここの音気になるな』『え、何の話？』『ここの、ほら。今ほら４拍鳴ってるやつ』『いや聴こえへんな』それをソロで聴くと、『ああ、ほんまや。ミスってるやん』『何でこれ聴こえてんの？』って言われねんけど『聴こえてんのや』みたいな。『ここ聴いて歌ってんやな、剛くん』『まあそうですね』耳も、そういうところを駆使しながらやってきたっていうのもあって、ちょっとお疲れになったんでしょうけれど」

剛はここで、ミニアルバム「Grateful Rebirth」（2016年）収録の「偉魂（えらソウル）」をかけた。

亡くなった愛犬を身近に感じる

ペットの話題になり、剛は亡くなった愛犬2匹のことを話した。「何か不思議ですね、動物との出会いっていうのはね。ケンシロウもそうやったけど、タイソンもそやな。不思議なタイミングでおうてるよね。不思議なタイミングで天に上って行くね。全うしました感」

「最近では、すごく存在を強く感じるね、また不思議と。ああ来てるなとか、ああいるな、とか。気配が半端なくするんです。見えへんねんけどね。めっちゃ来てるな。嬉しいけどね。ありがとうってちゃんと言うねんな、最後」

「ケンシロウも手術いっぱいしたしね、タイソンも手術したけれども。ファンのみなさんにね、いろいろね、想ってもらったりとかさ、ライブに来てもらったりとかさ、作品買って頂いたりとかさ、いろいろしている中で、彼らも治療させてもらうことできてさ、本当に彼らもファンの人たちにすごく感謝しているだろうなと思うんです。治療したくてもできないペットちゃんもいるから。お金かかるから」

剛は鳥に興味を示した。「鳥は飼ったことないんですよね。でも、飼ってみたい」「めっちゃ普通に会話する鳥がいる」ここで剛は喋る鳥のペットとの会話を1人芝居した。「『ええ旅行行くん？またペットホテル？　2日ぐらいやったらいいけど、世話してくれるあの人あんまり好きじゃないけど』『ごめんな2日だけ』そんなふうにして喋れたりしたらいいな」

剛は改めて、愛犬を亡くした悲しみにも触れた。「ペットって家族なんですよね。家族を失ったっていう悲しみと闘うわけですけど、ペットを飼うということは、そういうことですから」

ここで剛はアルバム「TU」通常盤（2015年）収録の「Heart Disc」をかけた。この曲のレコーディング作業中にケンシロウが亡くなり、剛は「きみを愛する胸は　灰になっても　消えたりしない」という詞を追加した。

剛は、改めて、静かな環境を好むことを述べた。「この業界に入ってなかったり、この仕事してなかったら、ひっそりとちっちゃい声で生きてただろうと思います。それぐらいやっぱり地味」

「ネオンや人がギラついてる感じ、あかんねんな、疲れる。ベガスとかさ、ニューヨークとか行ったことあるけどさ、何かあかんわっていう感じで。はよ帰りたいな、とずっと思ったりして。でも、まだドイツとかあっちのほうのちょっと暗いぐらいの感じ、フランスとかは、いやすかったな。ぼうっとしてて、奈良に近い」

最後に剛はアルバム「TU」（2015年）収録の「Tu FUNK」をかけた。

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*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。