堂本剛、ジャニーズ入りは「気いついたらもう始まってた」: ランダムビュー

堂本剛、ジャニーズ入りは「気いついたらもう始まってた」

2018年02月25日

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2月24日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、堂本剛は受験生を持つ親のメールに対し、「僕も未だにステージ緊張してないわけではない」「緊張しなければもっとできるのに」と述べた。剛は節分の恵方巻を家族（おそらく母と姉）と一緒に食べる儀式をしたが、途中で家族（おそらく姉）のスマホのメール着信の音でぶち壊されてむっとしつつも、いつまでも一緒に過ごせるわけではないから、今一緒にいられて感謝していた。

今春中学を卒業するリスナーのメールに対し、小学6年でジャニーズ入りして中学2年で上京した剛は、中学時代は仕事をしていて運動会にも出られなかったと話した。剛はジャニーズ入りについて「気いついたらもう始まってた」と振り返り、仕事で多忙を極めた10代について、「『来ちゃいなよ』みたいな感じで」「で、行ったら何か物事がどんどん進んでる。難しかったですね、10代にしては。もうやることが多すぎて」と語った。

今なお緊張する

娘が高校受験で緊張するというリスナーのメールに対し、剛は自身が今も緊張すると話した。

「未だにステージ緊張してないわけではないですからね。緊張は好きかというと僕は大嫌いなんで。向いてないです、性格的に、人前に出て何かをすると。緊張しすぎているから、本気が出せてない。緊張しなければもっとできるのに。僕の中では全く本気が出せたことがないという状況でやってます。緊張しない鋼の心をたとえば持ってたとしたら、本気が出せているんでしょうね」

「ステージに立つ前にスタッフさんとかいろんな人の話を聞いていると、それが気になる。オレが主役と思ったこともなければ、オレすごいやろと思ってることもなければ。臆病とか自信がないとかそういうマイナスな要素はないんですよ。ただ緊張だけしているんです」

剛は、純粋すぎると嫌な思いをしてしまう現状を述べた。「嘘も方便で言える人いるじゃないですか。あれが結構僕社会に出て恐ろしい瞬間多いんですよね。でもそれでのし上がったりするもんなんですよ」

「正直者が馬鹿を見るってことが、何度胸に連呼して生きているか。素直すぎるのは純粋すぎるのは悪いことではないけど、時に悪いことだなと僕は思って生きてますよ。嫌な思いをすることが多い。でも大多数が正直な人であれば、すごい幸せな時間」

「でも、社会に出るとそんな人のほうが少ない。そうじゃない業界もあるんだろうなとは思いますけど。僕が今日まで生きてきた中では、正直であることが良かったかというと、特になかったかな。『正直しんどい』ってタイトルが出てきたくらいかな。

家族との恵方巻儀式でむっとしながらもいい時間を過ごした

剛は今年節分も家族（おそらく母と姉）と恵方巻を一緒に食べる儀式をした。途中で家族（おそらく姉）のスマホが鳴ってむっとする場面もあったようだが、将来いつまでもこうして家族全員で過ごせるわけでもないことも認識していて、楽しく貴重な時を過ごせたことに感謝していた。

「今年母が風邪ひいたんでやめるって言うてたんですけど、一緒やからみんなでやろうやって」

「家族のスマホがミュートしてないから、メールが入ったりして。僕が食べ終わるあと4口のくらい時に鳴ったんで。何でこういこと（マナーモード設定）ができひんみたいな。こっちはミュートしてるし、万全でやってるわけやから、こっちは。できるやろ？　それができひんてどういうことやねん？　10歳とかじゃないし、何歳や。ミュートぐらいできるやろ、何でできへんの？」

「僕は入院した時にエビアレルギーが発覚したんでね、エビ抜きの恵方巻にしたんですよ。そこまで気い遣ってやったのに、何でミュートできんかった？　メールも誰が入れて来てんみたいな。空気読めよ、こんなこと思いながら過ごしてました」

「こういう時間もずっと延々あるわけではないから。いろんなことに感謝する瞬間でもあるなと」

ここで剛はミニアルバム「Grateful Rebirth」通常盤（2016年）に収録されている「Be Grateful」をかけた。

中学卒業を控えたリスナーへ

今春中学を卒業予定で寂しがっているリスナーに対し、剛は既にジャニーズ入りしていた自身の中学時代を振り返った。剛は小学6年生の時にジャニーズ入りし、中学2年の秋に奈良から上京した。

「僕なんかは、中学の時も仕事してましたからね。運動会だ何だいろんなものに出てませんしね。何か複雑でしたよ、気持ち的には。奈良で卒業して、奈良で高校行って、仏像修復師にでもなるのかなぐらいの感じで過ごしてたのに、気いついたらジャニーズになってたから」

「オーディションがちゃんとあって行って、オーディション落ちるとか受かるとか、そういう流れがなかったもんですから。気いついたらもう始まってたんでね。え、もう入った、オレ、ジャニーズ？　みたいやな、みたいな感じで。変な感じがずっと続いて、結果ジャニーズに入ってたっていう」

「だから、もうちょっとこう、心の準備で、もうちょっと段階があれば良かったのかもしれませんけど。本当に気いついたらもう『来ちゃいなよ』みたいな感じで。で、行ったら何か物事がどんどん進んでる。何か仕事が」

「難しかったですね、10代にしては。もうやることが多すぎて。こういうと生意気かもしれへんけど大人のフォローが多かったね。これは結構、子供にしてはしんどいよ」

「まだ学校とかのほうが、そういうのがなかったような気がするよね。先生は先生、生徒は生徒っていう。だから、学校はすごい好きではなかったけど、そういう意味では人間ぽくて好きでした。当たり前っていうか。先輩とか、年上の人を敬って。上の人が親切でフォローしてくれる」

「そこに甘えるわけではないねんけど、え、こっちがやるの？　嘘でしょっていうことが、ちょっと多かったなっていう」

剛は中学を卒業するリスナーにアドバイスをした。「10代のもう2度とない時間というのは、本当に大事にしてもらいたいなと思います。卒業生としてですから、いろんな思いがこみ上げると思いますけれども、泣いてしまえばいいしね。本当に1回しかないからね。是非とも自分らしくそのまんま過ごしたらいいんちゃうかなって思います」

「僕みたいに歳重ねた時に、ああこんな卒業式やったなって思えるように、いろんな思い出をちゃんと取っておいたりするといいと思うよ。あの時の自分にまた出会えたりして、取り戻せる自分がいたりするから。何十年後に自分にはっと気づかせてくれる力っていうものを持っているから。過去の自分は別の自分として飛んで来るからね」

卒業アルバムのDVD化について、剛は校長先生のしょーもないDVDなどのナンセンスのアイデアを喋った。

それから、剛は「街」をかけた。デビュー曲かつ代表曲の1つだ。今回かけたのはアルバム「カバ」（2013年）収録のカバーバージョンで、思いのたけを歌った感じのあるデビュー曲バージョンとは違った、自身をいたわるような情感溢れるソフトな歌声だ。

剛は若いリスナーに向けたメッセージと取れる、生き方的な話をした。「家族の形とかね、自分の人生は人それぞれでバラバラですから、比べることではないんですね」

「自分の胸の中に何があるかっていうこと、それが一番聞かなければいけない声っていうか。その声をきちっと聞きながら人生を重ねていく。そして、自分っていうものを壊さずに、自分のオリジナルを持って生きて行けば、いろんな縁に結ばれます」

「その縁がまた自分を救ってくれて、自分を育ててもくれるし、いろんなことを学ばせてくれますから。学んだり育ったりしている最中、自分も誰かに影響を与えてたりします。自分っていうものをしっかり持ってどんな扉も開けて行って欲しいなっていう」

最後に剛は「縁を結いて」（2011年）をかけた。これも代表曲の1つと言っていいだろう。

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Amazon: カバ通常盤 (堂本剛)　2013/5/8
Amazon: 縁を結いて通常盤 (堂本剛)　2011/4/6

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*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。