堂本剛、突発性難聴治らず歌のスタイルを変えて行く、思いつめる日も多いが楽観的に生きる: ランダムビュー

堂本剛、突発性難聴治らず歌のスタイルを変えて行く、思いつめる日も多いが楽観的に生きる

2018年04月08日

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4月7日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、堂本剛は今なお突発性難聴が治っていないと話し、「残念ながらとか、まだまだ全然とかですね。でも、そんな中でも、できるアートとかクリエイティブあるんでね、音楽も含めて。それを模索していく」と述べた。

剛は、バンドのパーカショニストのスティーブ（奈良在住のスティーヴエトウ）が奈良の東大寺の行事に参加していることや、スティーブが以前より難聴ぎみで、突発性難聴になった剛を励ましてくれていることを話した。

5月2日にENDRECHERI名義で発売するアルバム「HYBRID FUNK」について、剛は「突発性難聴になる前に、去年レコーディングしたりいろいろしていましてね。1曲だけ、突発性難聴になってから歌ってますけどね。もう前みたいに聴きながら歌えてるわけじゃないんで。うーん、これはちょっと考えたほうがいいな、なんてと思いながら歌ってました」と明かした。

また、剛は「歌のスタイルとかいろいろなものを、こうなった以上変えながらやっていこうかな」「耳は完全に治るわけじゃないかもしれんけど、ほぼほぼええ感じに治ったなとなったらいいなというふうに思って、今は楽観的に生きてます。思いつめる日も多いですけれどもね、当たり前ですけど。思いつめるだけやとしんどいし疲れるから、もうええわという感じ」と述べた。

突発性難聴が治っていない。聴こえないだけでなくいろいろ問題がある

86歳のすみれさんからの剛の足や耳を気遣うメールに対し、剛はコメントした。「親身になって考えてくれている。これだけで、少し勇気になって頑張れるなっていう」

「これは愚痴ではないですよ。世の中の現実ね。仕事してると、ほんと他人事の人も多いんですよ。どうしても、自分の話じゃないからね。聴こえないだけと思ってる人もいるしね。いろいろあるんですよ、ほんとに細かく。それに対応するように毎日必死に生きているわけですけれども」

「あれだけ時間経ったから、もう治ってんちゃうのと思ってる人も多い。でも、残念ながらなんですけど。あと2カ月で1年になりますからね。、それでも残念ながらとか、まだまだ全然とかですね。でも、そんな中でも、できるアートとかクリエイティブあるんでね、音楽も含めて。それを模索していくということなんですけど」

「すみれちゃんの存在は、すごく嬉しかったしね。僕も頑張ってますから。なかなか困難な道ではありますが、歩いて行こうと思っておりますので」

剛は「Grateful Rebirth」通常盤（2016年）収録の「Be grateful」をかけるに当たり、この曲を作った時の心境を語った。

「全ての人々へ、自分の人生の中で出会った人々へ、感謝を込めて曲を作ろうと。自分のことを傷つけた人でさえも、何か1ミリでもありがとうと言える理由はあるんじゃないだろうかと思ったり。いろんなことに対してありたごう、感謝を込めてという想いで作りました」

奈良の東大寺の春祭りにバンドのスティーブが参加

春祭りのトピックで、今年で1267回目となる3月1日～14日の奈良の東大寺二月堂で行われる修二会（しゅにえ）の話題になった。

「お水取りでお馴染みの二月堂の舞台で振り回されるお松明。いろいろ見させてもらったことあるんですけれども。練行衆の世話役の忠言というお役目があるんですけど、去年に引き続き、バンド・メンバーが参加してます。僕のお坊さんのお友達とかね、いるなかで、スティーブさんを紹介したり。スティーブさんは人見知りな人じゃないんで、どんどんつながっていくんですよ」

「スティーブさんは人柄ですよね。あんなにいい人いないですよ、ほんと。あの人の人柄にみんな惚れてね。ほんといい人やから。お坊さんも『ちょっとやります？』っていう流れになってたんでしょうね。今はだからお坊さんのヘルプ役として。いろいろやってますよ。何か作ったり。行事を行うまでの長期間必要なものがいっぱいあるんですよ。それをお堂の中でいろいろやって、寝て起きて、ただそれを繰り返しているって」

「この間は松明持って走っているはずですよ。お松明の大きいものではなくて、片方の手でもてるもの。走っている勇ましいスティーブの写真来ましたけどね。もうお坊さんや、と思うたけど。パーカショニストでって思いながら見ましたけど。『不思議なもんやな、人生』ってって言ってましたよ。『まさか私がお水取りや修二会に関わるとは思ってもいませんでしたからね』って言うてました、笑顔で。『本当にあなたのせいですよ』って言うてました。自分で『奈良いい』って言って、自分で選んで行かはったからね」

難聴ぎみのスティーブに助けられた

剛は、実はスティーブも難聴ぎみで、剛が突発性難聴になっていろいろ助けてもらったと話していた。

「まあでも本当にね、スティーブさんにはね、いっぱい助けてもらってるなって、振り返っても、すごく思いますわ。本当に、あの人にはめちゃめちゃ助けてもらってるなと思う。これは僕だけじゃなくて、バンドメンバーみんながそう思ってるやろなって。いろんな人と引き寄せてくれたのも彼だしね」

「今回耳のこともあったけど、彼はパーカッショニストなんで、ハイ落ちと言って、上の音が落ちちゃうんですよ。毎回破裂する音、近くでバーッて。自分で叩いている音で耳が潰れていっちゃうんですよ。ドラマーとかパーカッショニストなんかに多いんですけど、ちょっと難聴ぎみになっちゃうんですよね」

「『いかがですか？　みたいなメールのやりとりしてた時に。『いえ全然ダメです』みたいな。『そうですか、じゃあコンビ組めますね。私もあんまり聴こえてませんからね』みたいな。そんな感じでメール励ましてくれたりね。『最悪本当に聴こえなかったら、私とじゃあコンビを組みましょう。いろいろあると思いますが』みたいな感じで、メールを送ってくれたりして』

「スティーブさん、ご飯食べてる時、ああだこうだ話すと、『ん？』ていう顔よくするから。あ、聴こえてへんかったんやと。口を閉じめで小さく喋ってたりすると、『何ですか、聴こえませんね』と言われたりする。めっちゃおもろいねんけど。わざと口パクみたいにすると、『それは分かりますよ。そのイタズラは分かります』って言われて。よくやったりしたもんですけれどもね」

「ほんとに彼からいろいろ教えてもらうことも、救われることも、本当に多くて。ずっとずっとそんなお世話になっててもなって思ったりするんですけど。僕もね、スティーブに何かお返しできることをいっぱいしたいなと思うんですけどね。出来る限りやってはいるんですけれども。大切な人がね、自分の大切な地元のね、お祭りに参加しててくれてたりすることも何か嬉しいんですよ。来年も修二会やるのかな、お水取りやるのかな」

「これだけ愛してる地元からいろんなドラマが生まれるって、素晴らしいし素敵やし気持ちいいなと思いますね。みなさんも地元大切にしてください。そこを大切に思うのはこんなにも幸せなことなんだなと思います。力強くもなっていくと思います。地元を愛する気持ち、心というものを沢山自然に持てるように生きて行けたらなと思います」

剛はここで、アルバム「shamanippon -ラカチノトヒ-」 (2012年)収録の「未来への忘れ物」をかけた。

突発性難聴で歌のスタイルを変える、思いつめる日もあるが楽観

剛は5月2日にENDRECHERI名義で発売するアルバム「HYBRID FUNK」のボーカルのレコーディングが完了する前に突発性難聴を発症していた。

「突発性難聴になる前に、去年レコーディングしたりいろいろしていましてね。1曲だけ、突発性難聴になってから歌ってますけどね。もう前みたいに聴きながら歌えてるわけじゃないんで。うーん、これはちょっと考えたほうがいいな、なんてと思いながら歌ってました」

「今後またENDRECHERIの世界で、歌のスタイルとかいろいろなものを、こうなった以上変えながらやっていこうかな、いろいろって思ってます。それでまた新しいFUNKが生まれたら一石二鳥やしな、と思い、やってますけどもね」

「何だかんだしてたら、耳は完全に治るわけじゃないかもしれんけど、ほぼほぼええ感じに治ったなとなったらいいなという風に思って、今は楽観的に生きてます。思いつめる日も多いですけれどもね、当たり前ですけど。思いつめるだけやとしんどいし疲れるから、もうええわという感じでやってますけど」「「Sankakuが歌う歌もありますし、Sankakuと一緒に歌っている歌とかもあるんで」

最後に剛は、ベストアルバム「NIPPON」（2011年）収録の「Blue Berry - NARA Fun9 Style -」をかけた。

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*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。