堂本剛、突発性難聴は「別に治ってもないし、またちょっと悪くなっちゃったなって感じもある」アルバム「HYBRID FUNK」から曲紹介: ランダムビュー

堂本剛、突発性難聴は「別に治ってもないし、またちょっと悪くなっちゃったなって感じもある」アルバム「HYBRID FUNK」から曲紹介

2018年04月15日

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4月14日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、堂本剛はファンの目黒川桜まつりでのメッセージ入りぼんぼりについて触れた。左耳の突発性難聴については、「別に治ってもないし、またちょっと悪くなっちゃったなって感じもあるし」「お医者さんが『ライブ重ねて耳使ったほうがいいよ』って話もあった」と述べた。

剛は5月2日にENDRECHERI名義で発売するアルバム「HYBRID FUNK」から、通常盤収録の明るい祝い歌「おめでTU」、全形態収録のワイルドな「MusiClimber」およびカッコいいネオソウルの表題曲「HYBRID FUNK」をかけた。

目黒川桜まつりでの剛ファンのぼんぼり

4月10日に39歳の誕生日を迎えた剛は、左耳の突発性難聴の完治を祈るファンのメールを紹介し、中目黒の目黒川桜まつりでの、剛の誕生日のメッセージをファンが書き入れているぼんぼりのことを語った。「中目黒のほうのぼんぼりといいますか。あれをファンのみなさんがね、してくださってるんですけれども、それにもメッセージをちょっと入れてくださったりするんですね」

突発性難聴の現状
剛は突発性難聴に見舞われた左耳の現状を説明した。「耳のこと、素直に今の現状を言うと、別に治ってもないし、またちょっと悪くなっちゃったなって感じもあるし。お医者さんと話ししてる中では、完全にやっぱり治るってことは、ミラクルがなければないっていう感覚の話かな。だから、僕は今それを生きてるんですね」

「（完治を）願ってくれるのはとても嬉しいことやから、願ってて欲しいんですけど、僕だって治りたいから。でも現実今そういう状況だったり。ということは、僕がこの耳の状況でポジティブに思考を変えて、出来る限りの音楽をする他ないんですよね。お医者さんと話ししてると、耳は使ったほうがいいから、ライブを重ねたほうがいいっていうお話はされてますけど」

「あと2カ月くらいしたら（2017年6月19日の突発性難聴発症から）1年経つでしょ。でも、そんな状況でもまだ音鳴らして歌ったりする耳ではないですよという診断にはなるんですよ。だから、そこで、自分ができる限りのことはやらなきゃいけないし。自分の体優先に僕だって生きたいですよ。でもそれを優先できない状況・環境、これまた人生で」

「お医者さんが『ライブ重ねて耳使ったほうがいいよ』って話もあったんで、ライブもやりたいなと思うけど。ただ、『場所と環境というものを。周りは大人なんだから、大人の人たちに理解してもらって、あなたの耳を使いながら少しでも良くなっていくように、そういう協力体制をとってもらうのが最善じゃないですか』って話をしてもらいました。そういう体制が作られるのであれば、僕の耳の負担も減りながらの回復に少しでも向かって行くのかなって気がします」

「はっきり言うけど、別に治ってない。将来どれぐらい音楽できるんかな。どうなんやろな。そんなん考えてる毎日です。いろんなことももう諦めてる段階でもあったりする。ポジティブな意味でね。あんまり気にして神経質にやっててもという意味で諦めている部分も作ったりしながら」

アルバム「HYBRID FUNK」通常盤収録の「おめでTU」

剛は5月2日にENDRECHERI名義で発売するアルバム「HYBRID FUNK」通常盤（Original Edition）収録曲の「おめでTU」をかけるに当たり、この曲を作った背景を話した。

「自分の誕生日の日にイベントやってること少ないんで、なかなかおめでとうと言うてもらえるようなタイミングが少ないんですけど。プライベートではね、友達が集まってくれたりしてやってくれたりするんですけれども、家族ももちろんそうですけど。自分というよりか、お誕生日の時に、ファンの人たちがお誕生日に歌ったりできる曲作れたらいいなと思って一個作ったんですよ。珍しく明るい曲を、根暗やのに」

「おめでTU」は明るいお洒落なFUNKだ。

反抗期の中学時代

中学生のリスナーの反抗心についてのメールに、剛は自分の中学時代を振り返った。「反抗心ね。僕もなかったわけではないからな、中学校の時とか。10代でしょ、でも仕事してるでしょ。大人とずっといるでしょ。で、学校行くでしょ。精神年齢が若干違うじゃないですか」

「大人に対しても、先生に対しても、いやそんなん言われても、オレどんな毎日送ってるか分かってる？そういう気持ちがふつふつとあったもんで。今一瞬寝てしまったら申し訳ないけど、オレの睡眠時間分かってる？反抗したらアカンよって言いづらいんですけど。『うっさいね』とか言うてました」

「でも、先生もやっぱり理解ある方だったというか。そんな僕をポンポンと言いなして、『いろいろあるのは分かるけど、ちゃんとせなアカンことはちゃんとせなアカン』僕は素直になりましたけど。卒業の時にちゃんとありがとうは言おうね
1ミリでもお世話になっていると思うのなら」

アルバム「HYBRID FUNK」全形態収録の「MusiClimber」

剛はアルバム「HYBRID FUNK」のテイストについて、「今回はちょっと、結構ダークな感じにもなりましたし、ちょっとアッパーなやつって感じになる」と述べた。

収録曲の「MusiClimber」をかけるに当たって、剛は曲の趣旨を述べた。「『MusiClimber』って曲作ったんです。それは人生でもそうです。ライブ会場でもそうなんですけど、いろいろな音符、世の中でいろいろ飛んでいる音ですね。そういうものを一つ一つ掴んでそれで上に登って行け、高みを目指して行けみたいな、そういう曲を作ったんですけ」

「その一瞬じゃないとつかめないものって、いっぱいあるじゃないですか、世の中にね。クリエイティブしててもそうですけど、タイミングってやっぱあるし。その時じゃないとダメなものが一杯あって、その一瞬一瞬、1つ1つを掴んで、心臓がパンプアップしても、息切れしたとしても上に登って行け　そんな曲を作ったんで」

「MusiClimber」はちょっとワイルドでカッコいい曲だ。

自分の本音で生きる

剛は持論だが実践できていない、本音で人生を生きることについて話した。「社会人の方もそうだし、これから社会人になる方もそうだけど、自分の人生っていうものを自分の本音で生きることほど幸せなことはない。でも、それはとても大変で苦しいことでもあるよねって分かってんねんけれども」

「でもやっぱり、人の理想を生きたりすることをやめてね、自分を生きるというのが大変なんだけどどれだけ大切なことか。そこを生きて欲しいと思うな。僕がそれをなかなか叶えられるような職業じゃないからそう思うのかな。人の理想とかね、こうしなさいっていうのが、すごく多いから、人生ずっと今日まで」

「でも、もうそろそろそんなんもやめたいなって、ずっと思いながら生きてて。そんなやめたいなと思ったりしてる中で書いてる曲が結構アルバムに入ってる感じなんですけどね」

ENDRECHERIプロジェクトとHYBRID FUNKについて

剛はアルバムのタイトル「HYBRID FUNK」や「ENDRECHERI」プロジェクトについて語った。「『HYBRID FUNK』っていう意味合い。これはずっと言ってることですけど、過去も未来も現在も全部一つにまとめてしまうというか。ハイブリッドなFUNKを今後作っていきたいと思ってるし」

「ENDRECHERIの世界の中でね、今まで作って来た作品全てをね、アレンジし直したりとかいろんなことしながら楽しんでいける世界にしたいと思ったんで。ENDRECHERIの世界の中ではENDRECHERIの楽曲しか歌わないみたいになっていくのもつまらないしな、なんて思ったりしながら」

「あとはやっぱり、（キャラクターの）Sankakuともう一度遊びたかったというのもあったりとか。彼か彼女か分かんないですけど、切っても切れない何かになってるんですね、僕の中で」

剛はアルバム表題曲「HYBRID FUNK」をかける前に、この曲に込めた想いを説明した。「自分の人生を生きる、自分の考えを生きる、心を生きる、信念を生きるということを出来る限り目指して欲しいな。人の理想とか、第三者が述べることに左右されることなく、自分という人生を生きるという、誰もが許されたこの行為を僕は生きて欲しいなというふうに思います。そういうふうな何かこう想い、そして怒りのようなものを込めた楽曲」

「HYBRID FUNK」はカッコいいネオソウルな曲で、ラップも出て来る。

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*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。