TOKIO山口達也は起訴猶予、ジャニーズ事務所への批判高まりを受けてついにジャニー社長が謝罪文発表: ランダムビュー

TOKIO山口達也は起訴猶予、ジャニーズ事務所への批判高まりを受けてついにジャニー社長が謝罪文発表

2018年05月02日

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5月1日の夕方に、強制わいせつの疑いで書類送検されていたTOKIOの山口達也の刑事処分について、東京地検が不起訴処分（起訴猶予）にしたと、各メディアが一斉に報道した。起訴猶予は、示談成立などを踏まえて起訴は見送られたものの、犯罪の事実自体については認定されたという意味合いがある。

示談が成立したとはいえ、考えて見れば16歳の女の子が酒臭い46歳のオヤジに無理やりキスされただなんて、耐え難いトラウマになってしまった。まともな女性なら自分がそうなったら、あるいは誰であれ自分の娘や姉妹がそんな目に遭ったら、そんなオヤジが許せるはずがない。山口をもうテレビで見たくない。財務省の事務次官が言葉のセクハラだけで辞任させられたのを忘れてはいけない。

ところで、この件を4月25日夕方に最初にNHKが報じて大騒ぎになった時、ジャニーズ事務所が以下の信じがたい短いコメントを発表したことに、ここ数日改めて、日本のトップレベルの芸能事務所とは思えない稚拙かつ無責任な雑文だと、世間から非難を浴びせられつつあった（サイゾーウーマンの2018年4月30日付「TOKIO山口・ジャニーズの公式文書に『あ然とした』！　“言葉のプロ・校正者”が辛口ツッコミ」）。

「報道関係各位

お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させていただきました。

ジャニーズ事務所」

文頭に挨拶の言葉がなく、「酒」でなく女性の会話みたいに「お酒」と言っており、誰の件かも言わずにいきなりキスしかしていませんとの主張をちらつかせ、既に和解して解決済みとちらつかせている。いろいろ問題が多すぎて、とても一流企業の正式コメントではない。

また、山口の記者会見にジャニーズ事務所のトップが同席しなかったことも、無責任と批判されていた。たとえば、テレビ局がアナウンサーや制作スタッフが問題を起こした場合、社長やそれに近い幹部が会見で謝罪するのが普通だ。一般企業も然り。しかし、今回は山口の強制わいせつ容疑が刑事事件であるにもかかわらず、ジャニーズ事務所の幹部は姿を見せず、顧問弁護士に任せっきりだった。

今回の山口の件は、SMAP解散で生じたジャニーズ事務所への世間の批判をぶり返すものとなりつつあった。

ついにジャニー社長が謝罪文発表

しかし、5月1日の夜遅くになって、突然ジャニー社長がコメントを発表した。毎日新聞が掲載した全文は以下だ。遅すぎたが、やらないよりは絶対ましだ。

「関係各位殿

弊社所属グループＴＯＫＩＯのメンバーである山口達也が起こしました事件により、被害を受けられましたご本人様とそのご家族様、ならびに今まで山口をご支援頂いておりましたファンの皆様、関係各位の皆様には多大なるご迷惑とご心配をお掛けして参りました。ここに改めて深くお詫（わ）びの念をお伝えさせて頂きます。

本日、山口達也に不起訴処分が下されましたが、山口が起こしました事件の事実並びにことの重大さには変わりございません。

弊社としましては、ことの重大さを真摯（しんし）に受け止め、全員がそれぞれの立場で信頼回復に全力を尽くす覚悟です。

ＴＯＫＩＯのメンバーもそれぞれが２３年の時を重ねて今の場所に立っています。彼らが、まず何をすべきか、これからをどうしていくか、彼らが考えて決めていくことを受けとめます。

私自身は全ての所属タレントの「親」としての責任を負いながら今後も彼らが“ひと”として成長できますよう、支援し続けて参る所存でございます。

２０１８年５月１日

株式会社ジャニーズ事務所

代表取締役社長　ジャニー喜多川」

なお、TOKIOの山口以外の4人は明日・5月2日の午後2時から会見するそうだ。山口に甘いことを言ったら世間のバッシングを浴びるのは必至だから、それなりに厳しいことを言うのだろうとは思う。正直、今回の事件で、山口の会見直後にまともなコメントをした国分太一と城島茂を見直した。

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