堂本剛、山下達郎参加曲「HYBRID ALIEN」、亡くなった愛犬の思い出を語る: ランダムビュー

堂本剛、山下達郎参加曲「HYBRID ALIEN」、亡くなった愛犬の思い出を語る

2018年05月06日

ジャニーズ堂本剛 KinKi Kids ENDRECHERI 堂本剛ラジオ堂本剛山下達郎山下達郎堂本剛とFashion & Music Book 堂本剛愛犬

5月5日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」で、堂本剛は5月2日にENDRECHERI名義で発売したアルバム「HYBRID FUNK」の、表題曲と並ぶ第2のリード曲「HYBRID ALIEN」について解説した。山下達郎がギタリストとして参加している曲だ。また、剛は2匹の愛犬を亡くしているが、最初のケンシローが亡くなった際の不思議で感動的な出来事を話した。

山下達郎参加の「HYBRID ALIEN」

剛は「HYBRID ALIEN」の詞のコンセプトについて解説したうえで、ギタリストとして参加を表明した山下達郎に、なぜこの曲の演奏を依頼したのかを明かした。

「すごい時間を重ねていけば、エイリアン同士がハイブリッドしていく時代が来るじゃないですか。恋に落ちて、子供ができる、家族になるみたいな。そんなことを考えている主人公が星空を見上げると、君からのサインが飛んで来ている気がする。僕と君は既に恋に落ちてるんじゃないだろうか。君と僕が本当に出会ってしまったら、とんでもない恋愛が始まっちゃうっていう変な歌なんですけど」

「この楽曲に山下達郎さんが僕に『君ファンクやってるんだよね、ギター弾かせてよ』ということでオファーを頂き。『山下達郎さんっぽい曲弾いて頂くよりも、（達郎さんっ）ぽくない曲を弾いて頂いたほうが、ギタリスト山下達郎という音が鳴るんじゃないか』とか、『達郎さん自身も喜んでくださるんじゃないか』とか。達郎さんと昔から仲良くしている人たちのアドバイスを頂いて『そのほうが絶対彼は喜ぶよ』ということで、『このちょっと変な曲なんですけど』ということで持って行かさせて頂き、目の前で録音してくださいました」

こうして剛は「HYBRID ALIEN」をかけた。音量は控え目ながら、山下達郎のギターのカッティングが聴こえる。なお、初回盤B（Limited Edition B）の付属DVD収録のこの曲のMVは、剛が自宅で飼っているエンドリケリーの古代魚が宇宙を泳ぐ背景映像もあったりして、ものすごく凝っている（アルバム「HYBRID FUNK」のレビューは2018年5月2日付　「堂本剛『HYBRID FUNK』はカッコよくグルーヴィーで多様」を参照）。

愛犬ケンシローが亡くなった時のこと

リスナーから募集した「ドラマみたいな出来事」の経験談のかなり感動的なメールを読んだ後、剛は自分の誕生日の翌日に亡くなった愛犬ケンシローの、不思議で感動的なエピソードを話した。

「現実って本当に不思議ですよね。ケンシローもね、結局全部約束を守ってくれたんですよね。『もし君が天に昇る時は、僕がお仕事休みの時にしてね』とか、冗談でいろいろ言うてたんですよ。『最後はパパ（剛）の胸の中で眠りながら、また別の違う場所に行くだけやから、心配することないよ』とか、何かそんな話をしていたんですよ、元気やった頃からね」

「で、最後のほう、体重がほんと崩れて来て。手術もいっぱい頑張ってね。結局何のために頑張ったんやろって。生きたいという気持ちもあったんでしょうけど、僕のために生きなければいけないというのと、あとは、（剛の）誕生日がもうすぐだって結構感じてたんだなって」

「結局、誕生日は、前日に急に息が荒くなったんですよ。夜中の3時ぐらいに救急病院に連れて行き、検査してもらう間ずっと待ってて。5時前ぐらいですかね。『異常はない』って言われたんですよね」

「その時先生は、『もしかしたら、このまま病院だったとしても、病院で息を引き取る形になるかもしれない』とか。いろんなことを考えて『おうち帰って大丈夫ですよ』っていうサインが出たのか。でも、息が荒いのは治ってたんで、そのまま連れて帰ったんですよ。いつもと同じような顎にチョンと乗せて何かぼうっとしている顔だったんで、大丈夫かなって」

「（剛の）誕生日、無事に一緒に写真撮って。誕生日の次の日ですよね。何かもう、自分の役目は、約束は取りあえず守ったみたいな。僕が神社にお参りに行って健康をお祈りしてこようと思って出かけた後ですから。急いで戻って。戻る間、待っててくれて」

「で、最後ね、もう仕方がなかったですけど、『このままここで息を引き取るか、ご自宅かということになってしまうでしょう。もしかしたらお帰りになる時の車の中かもしれません』みたいなこと言われたんですけど。でも病院よりいいかな。いろいろ考えて『じゃあ自宅に戻ります』って言って、抱っこして『ありがとうございました』って言って、タクシー乗って」

「ものの5分ほどですかね、息引き取りましたけど。『最期は僕の胸の中で』という約束を、最期の最期まで果たしてくれて。偉いって言い方は変ですけど、そういう力ってあるんだなって」

「本当に、現実ってさ、当たり前のこと言っちゃうけど、現実じゃないですか。だから、なるべく自分の声に耳を傾けて素直に生きたいですよね、誰もがね。こうやっていろいろなお別れとかね、あるたんびに、僕らは学ぶはずなんですけどね。なのに、人の行動が気になったり、悪口を言ったり、そんなことをまた繰り返したりしてるって何か情けないなって。自分自身は、そういう人間になりたくないなと思いながら生きてるから、せえへんけど」

「世の中には、僕が経験したような忘れられないような悲しみをいっぱいした人いっぱいいるはずなのに。何か変わへんのが不思議だなって思います。絆とか愛とかが溢れてるはずなのにね。世の中は愛に満ち溢れることをしないんだなっていう。こういう現実を素直に生きるほうがいいねんけどな。みんなやっぱりどうしても弱気になって、忘れたふりとかしちゃうのかな」

「命とか愛とかっていうものが溢れてしゃあない、そういうような時間にね、1人1人が1秒でも早く辿り着ければと思います」

「僕もいろんな人にお世話になって、耳患って、よりご迷惑かけたりお世話になったりすることが多くてね。いつか恩返ししたいなと思えど、体というのはとても正直で現実的で、そう簡単には治らなくてね、直ぐに応えることはできなかったりするな、みたいな。いろいろなことを思いながら過ごしているわけでございますけど」

最後にアルバム「TU」通常盤（2015年）収録の「Heart Disc」をかけるに当たり、剛はこの曲への想いを話した。この曲のレコーディング作業の完成前に愛犬ケンシローが亡くなり、剛は「きみを愛する胸は灰になっても消えたりはしない」の歌詞を追加した。

「僕自身はね、そんなつもりで書いてなかった曲なんですけれどもね、今日僕自身の愛犬の話もありましたんで。この曲を聴いたり歌ったりすると、彼のことを強烈に思い出してしまうな、という歌。それと同時に、下の子も亡くなりね。最初歌ってた時はね、ケンシローのことだけだったんですけどね。今やっぱりタイソンのことも思い出すな、この曲を聴くと、という。何か不思議な曲になってしまいましたけど」。

堂本剛　最新商品・おすすめ商品はこちら
堂本剛ソロ活動記事リスト
KinKi Kids 最新商品・おすすめ商品はこちら
KinKi Kids 記事リスト

*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。