ジャニーズがTOKIO山口達也を契約解除、松岡昌宏ドラマ主題歌をTOKIO新曲でなく城島茂ソロで担当していた奇跡、4人は持っている: ランダムビュー

ジャニーズがTOKIO山口達也を契約解除、松岡昌宏ドラマ主題歌をTOKIO新曲でなく城島茂ソロで担当していた奇跡、4人は持っている

2018年05月06日

ジャニーズ事務所は2018年5月6日、未成年女子高生への強制わいせつで書類送検されて不起訴処分（起訴猶予）となったTOKIOの山口達也（46）との契約を解除したと発表した。

筆者は4月25日夜に書類送検の第一報を知った時、未成年の女の子への卑劣な行為は許せないと思い、山口は退所処分、TOKIOもイメージ低下で解散が適当だろうと思った（2018年4月25日付「TOKIO山口達也が強制わいせつで書類送検。TOKIO解散・退所処分が妥当。対応を見誤ったらジャニーズも終わり」を参照）。

翌4月26日の山口の記者会見で無期限謹慎処分が発表されたものの、いつかTOKIOに戻りたいという決定的な失言をして、山口と無責任な態度とみられた事務所への批判がいっきに増し、特に事務所への批判はSMAP騒動時並みに深刻化し、5月1日にジャニー社長が謝罪コメントを出すに至った（2018年5月2日付「TOKIO山口達也は起訴猶予、ジャニーズ事務所への批判高まりを受けてついにジャニー社長が謝罪文発表」）。

翌5月2日、TOKIOの山口以外の4人が会見し、好感度がアップしたため、4人での活動継続は大丈夫と思われた。一方で、山口が辞表を会社ではなく心情的に山口を簡単に切ることができないメンバーに提出し、リーダーの城島茂が保留にせざるを得なくなった。結果的に、またしてもずるいと思われた山口と、責任の所在を曖昧にしてしまった事務所への批判が強まった（2018年5月2日付「TOKIO4人で会見、山口はTOKIOと事務所への辞表を城島に託して反響待ち、山口がサイトから削除された」を参照）。

騒ぎと事務所への批判の収集がつかず、最終的に厳しい決断が必要となった。5月5日（土）の時点では、城島は自身がMCを務めるテレビ朝日系「週刊ニュースリーダー」の生放送で、まだ辞表は自分が持っている状態であると打ち明けていた。

しかし、5月6日になって、山口本人から事務所に直接退所の申し出があり、TOKIOの4人も合意し、最期にジャニー社長と城島茂が協議して、辞表の受理が決まった。事務所は、山口の籍は残らないが、今後も支援を続けると発表している（朝日新聞の2018年5月6日付「山口達也さんとの契約解除　本人申し出　ジャニーズ発表」を参照）。

アルコール依存症は年単位で取り組み、その後も一生お酒の誘惑と闘い続けなければならないと言われており、離婚して独身になった山口を見捨てないという態度表明なのだろう。芸能人として表舞台に復帰するのは難しいとみられるが、将来何らかの就職あっせんはするのかもしれない。

このタイミングで契約解除の意味、、TOKIOでなく島茂子がドラマ主題歌担当していた奇跡

山口と事務所への批判が一向に衰えないなか、事態収拾にはもう山口の退所しかなくなり、ゴールデンウィーク最終日の夜の契約解除は、ぎりぎりのタイミングだったと思われる。というのも、翌日からゴールデンウィークが明けて、週刊誌が動き出し、山口のさらなるスキャンダル報道の可能性が増しつつあった。

また、城島茂の新人女性歌手・島茂子名義でのソロデビューシングル「戯言」が5月16日に発売予定で、山口の件は重大とはいえ、前々から周到に準備してきた島茂子のデビューをコケさせるわけにはいかない。

既に、契約解除発表当日の僅か数時間前に、城島は女装して島茂子になりきって、神宮球場でヤクルト・広島戦の始球式を行った。5月11日（金）にはテレビ朝日系「MUSIC STATION」で島茂子として歌披露をする。TOKIOのメンバーの山口の退所は辛い決断だが、前を向いてプロとして、目の前の仕事をしっかりこなしていかなければならない。

松岡昌宏の主演ドラマのテレビ朝日系「家政夫のミタゾノ」は放送中で、頑張らなければならない。このドラマの主題歌がTOKIOの新曲でなく、島茂子の「戯言」だったことは、不幸中の幸いというか、すごい運命の巡り合わせだ。もしTOKIOの新曲だったら、山口のせいで、プロモーションもままならない状況に追い込まれていただろう。

つまり、TOKIOの4人は持っている。問題児山口がいなくなって、4人で再出発だ。

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*松岡昌宏出演のドラマ「大恋愛～僕を忘れる君と」のBlu-ray/DVD-BOXが2019年3月27日発売