堂本剛、海外でのライブに前向きも難聴完治せず飛行機に乗れない: ランダムビュー

堂本剛、海外でのライブに前向きも難聴完治せず飛行機に乗れない

2018年06月17日

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6月16日のbayfm78「堂本剛とFashion & Music Book」では、ベルリン在住のリスナーのメールが紹介された。そのリスナーは剛にヨーロッパでのライブを勧め、「（剛の曲の）この音が世界に飛んで行って欲しい」と述べていた。剛もヨーロッパでのライブには前向きなものの、突発性難聴が完治していないため「飛行機はもう120％以上無理」とのことだ。

それでも剛は「海外のほうにも、行けたらほんと行きたいなあ。ベルリンとか、ドイツとかヨーロッパとか。そっちのほうでね、ライブやったりしたいな」との希望を述べ、リスナーがベルリンの壁に合うと言っていた「END RE CHERI」について、「お知り合いにDJの人とかいたら、かけといてください」と依頼していた。

このリスナーは剛の「HYBRID FUNK」のCDを日本から送ってもらったと述べていた。筆者は剛の楽曲を広く世界中の人に届けるためには、CD輸出だけでは限界があるから、（iTunes/Apple Music等で）音楽配信もすべきだと思っている。

海外でのライブに前向きだが、難聴が治っていないため飛行機に乗れない

剛はまず、ベルリン在住のリスナーのメールを読み上げた。リスナーは母から「HYBRID FUNK」のCDを送ってもらって聴いたとのことで、「1曲目の『END RE CHERI』は特にベルリンの壁にとても合います」「この音が世界に飛んで行って欲しい」などの内容だった。

筆者もベルリンに2度行ったことがあるが、2度目はベルリンの壁が（一部を除き）かなり撤去された後だったため、「END RE CHERI」がベルリンの壁にとても合うというくだりはよく分からなかった。それでも筆者も、このサウンドは日本以外の多くの人にも届くといいな、と思っている。

剛はこのメールに対し、コメントした。「ベルリンは一度行ったことがあって。で、その時も思ってんな。ベルリンでライブやりたいなとか。パリに行った時も思ったけど。ミラノに行った時は、あんまり音楽っていうニュアンスはなかったけど、パリとかベルリンとか。ベルリンはすごい好きでしたね、何か。寒かったですけど。何か良かったな、ベルリンっていう」

しかし、剛は難聴が治っていないため、現状、飛行機に乗れない。「お便りにもありましたけれども、移動がね。飛行機はもう（突発性難聴が完治していないため）120％以上無理でしょうね、今ね」

「1回僕ね、過去になってるんですけど、風邪ひいてる時にライブの移動で飛行機に乗って、耳塞がっちゃったっていうのが1回あるんですね。で、耳抜きしても何しても抜けなくて。で、耳鼻科に行って、鼻から管入れてもらって、風をブワっと送ったらボコって戻ったっていう。『これ何ですか？』って言ったら、風邪ひいてたり疲れてたりした時に飛行機乗るとなる人がいるんですよ、みたいな。だから今回もそれかと思ってたんですよね。そしたら全然違うものになってたというのが僕の現状なんですけど」

それでも、耳の状態が改善すれば、剛は海外でライブもやりたいようだ。「海外のほうにも、行けたらほんと行きたいなあ。ベルリンとか、ドイツとかヨーロッパとか。そっちのほうでね、ライブやったりしたいな。向こうのクラブとかでもこの『END RE CHERI』かけてもらえたらいいのにな。もしお知り合いにDJの人とかいたら、かけといてください。お願いします」

ここで剛は「インストですが」と言いつつ、アルバム「HYBRID FUNK」収録の「END RE CHERI」をかけた。

こんなところにも奈良が

リスナーから募った「こんなところにも奈良が」の企画で、剛は奈良と東北のつながりを話した。「東北のほうと奈良の東大寺さんが特にそうだと思うんですけど、つながりは深いようで、大仏さんを通して。大和の国のほうから東北のエリアに対して、金細工だったり。東北のほうには匠が多かったというか。技術の高い人が多かった。金を大仏さんに、ということでっていうつながりが、向こうの地方とあるみたいなんですね」

お酒が弱い人は奈良漬が苦手という話題もあった。剛は、「本当に弱い人はもう奈良漬でやばいんでしょうね。キーボードの十川さんですね。チョコレートもリキュールとかでも。弱い人は弱いですよね。すぐ反応が出ちゃう」と話していた。

奈良の話題で、剛の望郷の念が強まったようだ。「奈良帰りたいなってなっちゃうね、奈良の話してると。奈良にいたら耳もうちょっと良くなるのになって思ったりするけどね。音少ないから。本当に夜とか、めっちゃ静かなんでね　奈良でぼうっと、半年ぐらい何もせんとぼうっとしたら、（耳が）良くなりそうですけどね。そんなことは難しいんでね。家の中でも奈良を感じられるように日々努力してるわけでございますけど」

剛はアルバム「HYBRID FUNK」収録の「去な宇宙（いな　スペース）」をかけるにあたり、この曲のバックグラウンドを話した。「奈良の奥吉野と呼ばれる場所。天河とか、南部のほうなんですが、そちらのほうに行くと、すごい濁流の中ですね、水が山から海へ向かって走っているわけなんですけど。その川の道中に大きい石、巨石が無数にあるわけなんですが。その巨石とか、川の流れとかっていうものを、思い出しながら書いた曲なんですけど」

自問自答が多くなった

剛は突発性難聴を患ってから、自問自答することが多くなったという。「僕が今自分に対してね、自問自答することが結構多くなったんですよ。入院した日から結構多くなってきたっていうかね。自分に対して問いかけ自分で答えるみたいな。本当に増えたなと思うんですよ。
で、自分を信じることとか裏切ることも含めて、いろいろやってみたりとかね。信じたけど上手くいかへんかったりね」

剛は最後に「シンジルとウラギル」をかけるにあたって、バックグランドを語った。

「この曲は元々、自分の自問自答もあるねんけれども、そういう歌でもあるねんけれども。世の中ね、シンジルとウラギルというものが沢山あって、その2人が手を取って踊っていると。そんな中で、自分自身を見失っていくことの恐怖、それと表裏一体なところでそれを美しく見とれてしまう感じ。その危うい心理状態っていうか、そういう主人公をちょっと作って作品に落とし込んだものなんですが」

「自分自身を何かこう信じたり裏切ってみたり、いろんなことを騙しだまし、ごまかしごまかしして、脳みそ騙したりすることで、体にもいい傾向が出ないかな、と思ったり。そう上手くはいきませんね、毎日。そんな中でも、今そういう状況だからこそっていう。その『こそ』の部分を最大限に愛せるように努めてるところです」

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*堂本剛のソロプロジェクトENDRECHERIの2019年9月25日発売の「ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE TOUR 2018」Blu-ray/DVDはBlu-ray・DVDそれぞれに初回仕様と通常仕様がある。収録内容は全仕様共通で、アンコールのセッションを含む17曲と、約52分間のドキュメンタリー映像「DOCUMENTARY of ENDRECHERI in 2018」を収録。初回仕様（Blu-ray・DVD共通）には28Pブックレットを封入。通常仕様（Blu-ray・DVD共通）には折りポスターを封入。店舗により、先着特典として全仕様共通でSankakuピックが付く。