嵐「untitled」ライブDVD+Blu-ray合計初週売上は前作比横ばいで高水準、口パク暴露の影響はほぼなし: ランダムビュー

嵐「untitled」ライブDVD+Blu-ray合計初週売上は前作比横ばいで高水準、口パク暴露の影響はほぼなし

2018年06月21日

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嵐が2018年6月13日に発売したライブDVD/Blu-ray『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』は、オリコン調べで発売初週にDVDが29万4,187枚、Blu-rayが過去最高の35万5,454枚、合計で65.0万枚を売り上げ、それぞれオリコン週間DVDランキング、BDランキング、ミュージックDVD・BDランキングで初登場1位を獲得した。DVDは17作連続1位、Blu-rayは8作連続1位、ミュージックDVD・BDでは8作連続1位という輝かしい記録更新となった（rockin’onの2018年6月21日付「嵐、最新ライブDVD＆BDが同時首位獲得。初週売上は合わせて65万枚」を参照）。

この初週売上を前作の2017年5月31日発売の『ARASHI LIVE TOUR 2016-2017 Are You Happy』と比べると、DVD＋Blu-rayの合計は奇しくも65.0万枚で横ばいだった。内訳を見ると、DVD売上が前作の31.2万枚が今作は29.4万枚に減少し、代わりにBlu-ray売上が前作の33.8万枚から35.5万枚に増加した（2017年6月8日付「嵐のCDは伸び悩むがライブBD/DVD売上は過去最高を記録（「Are You Happy?」）。ファンはCDより映像志向の時代か」およびオリコンの2017年6月7日付「【オリコン】嵐、『音楽BD+DVD』史上初の60万枚突破映像主要3部門制覇」を参照）。

ということで、DVDとBlu-rayの合計では前作比横ばいながら、素晴らしい高水準であることには変わりない。

ちょうど今作の発売日の6月13日の午後には、「週刊文春」のオンライン版にNEWSの手越祐也がCHEMISTRYの「Wings of Words」の替え歌を「♪いちばーん嵐のファンが多いけど～♪　東京ドームで口パク聞いてる～♪」と歌っている動画が公開されたが、嵐の今作ライブDVD/Blu-rayの売上にはほとんど影響しなかったようだ。

というのも、手越の動画に対する嵐ファンのSNS書き込みを見る限り、たとえばダンスの激しい曲などは口パクでも容認する、全て生歌唱でなくても全体のステージ・パフォーマンスの完成度が高ければいい、そもそも生歌唱かどうかよりもとにかく嵐のメンバーに逢いたいからコンサートに行っている、という趣旨のコメントが結構あった。つまり、嵐を見たいからライブ映像作品を買うのだ。

昨年末にも、嵐のコンサートでの口パク疑惑がネットで話題になったことがあったが（2017年12月8日付「嵐の音響関係者が『さすが嵐、口パクだが素晴らしい演出』」を参照）、それでファンの数が特に減少したわけではない。

当たり前だが、一番歌唱力がある人が一番売れる、ということではない。ジャニーズ事務所としては、歌が上手くないとか聞き苦しいとかで非難されるよりも口パク疑惑で非難されるほうが、結果的にファンにとって満足度の高いステージ・パフォーマンスを提供できる、と判断しているのだろう。

参考記事：
2018年6月13日付　「嵐の嵐会」で嵐「untitled」ライブ見どころや秘話を仲良く紹介

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*嵐の2018年7月25日発売のシングル「夏疾風」（なつはやて）表題曲はゆずの北川悠仁が作詞作曲を手掛けた夏の高校野球応援ソング。シングル「夏疾風」はDVD付初回限定盤、DVD付初回限定高校野球盤、CDのみの通常盤の3形態で販売される。初回限定盤の付属DVDには「夏疾風」のMVおよびメイキング映像を収録。初回限定高校野球盤はカップリング曲に「夏疾風」の熱闘ブラバン・バージョンを収録し、付属DVDには「夏疾風」の高校生コラボ・バージョンのMV映像を収録。通常盤は初回限定盤とは異なったカップリング曲2曲を追加収録。品薄となる可能性がある初回限定盤の税抜定価は1,400円（8％消費税込みで1,512円）。