渋谷すばるの関ジャニ∞として最後のMステ出演―「がむしゃら行進曲」「NOROSHI」の詞がメッセージ: ランダムビュー

渋谷すばるの関ジャニ∞として最後のMステ出演―「がむしゃら行進曲」「NOROSHI」の詞がメッセージ

2018年07月06日

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2018年7月6日のテレビ朝日系「MUSIC STATION」2時間スペシャルが、渋谷すばるの関ジャニ∞としての最後のMステ出演になった。関ジャニ∞は番組の最初に「がむしゃ行進曲」（2014年）、番組の最後に「NOROSHI」（2016年）のステージ・パフォーマンスを行った。いずれも、グループを離れて自分の道を進んで行く渋谷にふさわしい歌詞の歌だ。

4月に背中と腰を骨折して全治3カ月と診断され今なお回復途上の安田章大も出演した。ダンスはできていなかったものの、歌いながらギターも弾いていた。ただし、安田の骨折の話題は一切出ず、安田の発言の機会は一度もなかった。あくまでも渋谷の関ジャニ∞としての最後のステージという趣旨だった。

「がむしゃら行進曲」

番組冒頭で出演者が階段から下りて登場する際、先頭が渋谷だった。背中と腰を骨折してまだ元通りに動けるに至っていない安田章大も、皆と一緒に笑顔で階段から下りて来た。

番組の最初のステージ・パフォーマンスは、関ジャニ∞の「がむしゃら行進曲」（2014年）だった。ジャニーズJr.ではない男女のダンサーを従えて、関ジャニ∞のメンバーたちが踊りながらこの曲を歌った。しかし、安田だけは踊らず、目立たない2列目に立って、笑顔で歌っていた。

「がむしゃら行進曲」の選曲の意図は、言わなくても伝わって来た。歌詞に「『一歩』先へ」とか「君と逢えた"このキセキ"に"この時"にありがとう」など、関ジャニ∞から卒業する渋谷の気持ちや、メンバーから渋谷へのはなむけの言葉にふさわしいフレーズが出て来る。

ステージ・パフォーマンスが終わると、丸山隆平が「『MUSIC STATION』始まったよ！」とおどけて叫んだ。

大倉忠義がディーン・フジオカとドラマの打ち上げカラオケ大会を振り返る

番組の途中で、大倉忠義がフジテレビ系ドラマ「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」で共演した主演のディーン・フジオカと、ドラマの打ち上げのカラオケ大会を振り返るトークがあった。

ディーンが「打ち上げで一緒に朝までカラオケ」をしたと明かし、歌った曲については「一番最初に『愛は勝つ』、KANさんの。ドラマの中でもすごく大事な曲だったんで」と話した。主人公が無実の罪で投獄される直前の結婚式のシーンで使われていた曲だった。カラオケ大会では「6時間ぐらいぶっ通しで歌ってた」とのことだった。

ここで村上信五が「大倉持ちました？」と尋ねた。すると大倉は、「一回寝ましたね、やっぱり。お酒の強い女優さんに潰されてしまいまして（笑）」と明かした。

大倉はカラオケ大会で歌った曲について、まず「自分たちの曲を歌ったの、覚えてます」と述べた。

さらに大倉は、「三代目（J Soul Brothers）さんの」と、意外なレパートリーを明かし、ディーンが「『R.Y.U.S.E.I.』をみんなで歌って」と続けた。スタジオにいたEXILEが驚いていた。大倉は「あれ、お酒飲んでやるもんじゃないですね。ウエッてなるので」と、飲酒して前かがみのダンスをした時の大変さを語っていた。

渋谷すばるのMステ初登場時の映像、最後の「NOROSHI」

関ジャニ∞の最後のステージ・パフォーマンスの前に、スタジオトークがあった。まずは、4月15日の渋谷の（グループ脱退・退所についての）記者会見の映像が流れた。

それから、渋谷がジャニーズJr.時代に初めてMステに出演した時の映像が紹介された。1998年6月26日放送回で、当時16歳だった渋谷が、滝沢秀明（当時16）、今井翼（16）、相葉雅紀（15）、横山裕（17）と一緒に登場していた。

また、同じくジャニーズJr.時代に、村上と横山とその他ジャニーズJr.をバックダンサーにして、渋谷が「愛してる愛してない」のソロのラップ部分のパフォーマンスをしている映像も紹介された。

さらに、1999年に二宮和也と渋谷がW主演したドラマ「あぶない放課後」の映像も流れた。

渋谷がコメントした。「初めて音楽番組というものに出させて頂いて、テレビというところで歌わせて頂いたのが、この『MUSIC STATION』だったので。そっから20年ぐらい、貴重な経験を沢山させて頂いたので。番組に対する感謝の気持ちと、メンバーに対する気持ちと、ファンのみなさん、視聴者のみなさんに対する想いを、今日の演奏に込めたいと思います」

渋谷が脱退することについて心境を尋ねられ、村上は「最初は嫌ですよね。思い出も数えきれなぐらいありますから。でも、決断したことですから。いち男として、ドーンと行って来いと。総意として送り出すことに決めましたので」と述べた。

村上と渋谷の思い出について問われ、渋谷は「地元が一緒なので」と言って、かつて2人で店で一緒にラーメンを食べていたら、突然村上の父がやって来て、ラーメンを食べ、お金を払わずに去って行ったと言うエピソードを話した。その時には、村上の父の分も2人で割り勘で払ったそうだ。

次に、錦戸亮が渋谷に謝りたいエピソードを話した。錦戸は、「2年ぐらい前に、ライブの打ち合わせの時」、渋谷だけ蕎麦を食べていたことを振り返った。その時錦戸は渋谷に「ちょっと静かに食われへん？」と注意した。

おかげで、その直後に錦戸は自分が蕎麦を食べる際に、村上が「初めての外国人の蕎麦みたいに」と例えたように、気を遣って静かに音を立てないように食べるはめになった。

最後のステージ・パフォーマンスは「NOROSHI」（2016年）で、バンド演奏で行った。丸山のベースソロから始まるカッコいい曲だ。安田もギターを弾き、間奏のギターソロもこなしていた。メインボーカルの渋谷は、サイドギターも担当した。

この曲も、自分の道を進んで行く渋谷の気持ちを代弁し、メンバーが渋谷にはなむけの言葉を贈るにふさわしい詞が出て来る。「守るべき者に守られていた日々に気付く」「足跡のない夢を行け」「君の踏み出した先にある君、行けばこそ道は開く！」などのフレーズだ。

最後にタモリから渋谷に、大きな花束が贈られた。渋谷は「ありがとうございました。最高の演奏が届けられたと思いました」と語っていた。

関ジャニ∞のメインボーカルとしての渋谷すばるのラスト歌唱が近づいている。まだ信じられない気分だ。

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*関ジャニ∞の2019年11月27日発売の43rdシングル「友よ」表題曲は、生田斗真主演の日本テレビ系土曜ドラマ「俺の話は長い」の主題歌。シングル「友よ」は、DVD付き初回限定盤、CDのみの通常盤、47ツアーオフィシャル"BOY"Tシャツ付き盤、DVD付きセブン-イレブン盤の4形態で販売。全形態共通のカップリング曲は、大倉忠義作詞、安田章大作曲の「My Story」。初回限定盤の付属DVDには「友よ」のミュージックビデオおよびメイキング映像とソロアングル映像を収録。通常盤のカップリング曲は「My Story」に加え「Faaaaall In Love」を追加収録。セブン-イレブン盤はセブンネット限定で、付属DVDには5人きり泊まり込みでBBQしながら「そこそこ大切な話」を収録し、予定枚数に達し次第受付終了となる。

*関ジャニ∞の2018年5月30日発売のベストアルバム「GR8EST」（読み方：ぐれいてすと）は「あおっぱな」（2012年9月）から「応答セヨ」（2017年11月）までのシングル21曲に加え、前回のベストアルバム「8EST」（2012年10月）収録の「無責任ヒーロー」を東京スカパラダイスオーケストラがリアレンジして関ジャニ∞とバンドでコラボしたバージョンと、ファンに人気の「大阪ロマネスク」を世界的バイオリニストの葉加瀬太郎が演奏とストリングスアレンジ担当で参加したバージョンを追加収録。ジャケット写真の赤ちゃん「GR8EST BABY」は7人のメンバーの赤ちゃん時の写真の平均を取り合成したもの。本作が渋谷すばる脱退前の最後のアルバムとなる。
「GREST」は3形態で販売され、収録楽曲・映像・写真・歌詞をダウンロード/ストリーミングしてスマートフォンやタブレットで楽しめる専用アプリのシリアルコードが封入される。完全限定豪華版[2CD+2DVD]の付属DVDにはシングル21曲、カップリング曲、アルバムリードトラック、今作の追加2曲のMVを一挙収録し、LPサイズのフォトブックも封入。2018年12月末までの期間限定商品となる201∞限定盤[3CD+DVD]の付属DVDには「HELLO! GR8EST BABY!!」と題する特典映像とメイキング映像を収録。ボーナスCDには邦楽DJ No.1として話題のDJ和による「関ジャニ∞ GR8EST non-stop mix」を38曲60分超のノンストップで収録し、フォトブックも封入。「GR8EST」のレビューは2018年5月30日付　「関ジャニ∞『GR8EST』感想―爆笑DVD、渋谷すばるがいなくなる」を参照。