キンプリ岩橋玄樹パニック障害/ キンプリがアメリカに行く可能性はあるが全米デビューはどうだろう: ランダムビュー

キンプリ岩橋玄樹パニック障害/ キンプリがアメリカに行く可能性はあるが全米デビューはどうだろう

2018年10月22日

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10月19日深夜のフジテレビ系「RIDE ON TIME～時が奏でるリアルストーリー～」のKing & Princeドキュメンタリー第3回では、岩橋玄樹がリハーサル中の神宮寺勇太の態度に腹を立ててつかみ合いの喧嘩になりかけたシーンが、ちょっとヤラせっぽくわざとらしかったが、趣旨はよく理解できた。岩橋がそんな無礼な態度に出れるのは、神宮寺が親友だからであって、岩橋は他のメンバーに同じことは絶対できない。

また、岩橋は子供の頃からパニック障害であるという重大な告白をしていた。ファンにも隠さず分かってもらうという戦略は、悪いことではない。だが、パニック障害といえば、KinKi Kidsの堂本剛がパニック障害でライブの時にステージに立てなくなって舞台裏に下がってしまったという、大変な経験をしている。今では症状が出ない術を心得てはいるが、絶対に症状が出ないという保証がない状況だ。岩橋のパニック障害はそんなに重度ではないようだが、今後過度の緊張やストレスをしょいこまないようにすべきだし、不幸にしてステージ上で発症した時の対策も考えておくべきだ。

キンプリの海外進出期待について

何故か、キンプリが全米デビューすることを心待ちにしている人がいる（Johnny’s Joceeの2018年10月21日付「全米デビューはいつ？キンプリが世界進出する可能性　ジャニーズユニバース設立でアメリカでの活動も」）。

しかし、根拠となっているユニバーサルミュージックグループ（本社）会長の「（キンプリの）みなさんは近い将来にアメリカへ来ると聞いています」のコメントは、キンプリのCDデビューが決まった2018年1月18日時点のものだ。近いうちとはいつなのか？　アメリカに行って挨拶するだけなのか？　

筆者の予想では、今年のNEWSみたいに、来年のグラミー賞授賞式の見学（ジャニーズは招待枠がある）、現地でのダンスレッスンとミュージカル鑑賞といった研修旅行に派遣され、そのついでにユニバーサルの会長に挨拶するではないかと思っている。

日本のユニバーサルミュージック合同会社社長兼CEOの藤倉尚氏が2018年7月13日のYahoo!の音楽＆エンタメアナリストのインタビューに登場している。

藤倉社長は新しいアーティストと契約する際、以下の３つの基準のうちどれか１つでも強くイメージできるアーティストを求めている。

1. 東京ドームでライヴをやっている姿が想像できる
2. 紅白歌合戦で歌っている姿が想像できる
3. ミリオンセールスになる作品が生まれてくると想像できる

今のところキンプリはどれも実現していないが、一番手っ取り早く実現できそうなのは2番目の紅白歌合戦出場だろう。また、ジャニーズ事務所さえその気になれば、1の東京ドーム公演も、5万5,000人の集客はキンプリなら可能だろう。3番目のミリオンセールスについては、デビューシングルの「シンデレラガールは5～7月の3カ月にオリコン調べで売上が66万枚を超えていたから、そのうちミリオンに届く可能性はある。

キンプリについて、藤倉社長は「King & Princeは、ジャニーズ事務所さんと一緒に海外を目指すグループをやろうと立ち上げたレーベル・Johnnys’ Universeの第一弾アーティストです。メンバーも積極的に英語の勉強に取り組むなど、本気で海外を目指しています。日本でミリオンが見えてきて、まずは幸先のいいスタートが切れました」と述べている。

ここでの「海外」というのは、いきなりアメリカという意味ではない。ジャニーズの先輩たちの例を見ても、まずは台湾など、アジアでコンサートを開催する、というのが手始めとしては考えやすいだろう。

ただ、問題は、関ジャニ∞みたいに台湾で2日間コンサートをすれば満足するのか、あるいは嵐のように15周年のハワイ公演を、観客のほとんどがわざわざ日本から来てもらった膨大な数のファンが占める状態で開催すれば満足するのかだ。和田アキ子だって、ニューヨークの超有名なアポロシアターでコンサートを開いたが、もちろん日本からファンを引き連れて行った。

全米デビューしたいなら、売上チャートで1位が狙えないと意味がない

全米デビューしたいなら、売上チャートで1位、最低でもTOP10に入って話題にならないと、恥をかくだけだ。同じユニバーサルミュージックには、韓国の世界的人気グループのBTS（防弾少年団）がいて、見事に全米アルバム1位を獲得できた。ちなみに、韓国の別の若手ボーイズグループのNCT127（日本人メンバー悠太もいる、日本レーベルはavex）が10月12日に全米デビューを果たしており、アルバムリリースと共に、アメリカの有名番組に出演して歌披露をしている。

キンプリのメンバーは英会話を勉強しているというが、ここまでやるつもりなのか？　ただ、岸優太はグループで歌が一番上手いそうだが、筆者は岸が生歌で難しい歌を歌うのを聴いたことがないから、レベルが分からない。全米デビューしてチャート上位を狙いたいなら、ジャニーズの簡単なアイドルソングを取りあえず音程を外さずに歌えて「ジャニーズ内では上手」と褒められるだけでは不十分だ。BTSのリードボーカルJIMINはめちゃめちゃ歌が上手くて、アメリカのトップアーティストと肩を並べる気でいる。

BTSは歌を歌わないメンバーが3人いてラップを担当している。キンプリの岸以外のメンバーは全員歌が下手でも、岸さえ上手なら何とかなる。まさか海外で口パクコンサートを開くわけにもいかないのだから、1人でも何人でも、コンサートでの歌唱力は絶対条件だ。岸しか歌が上手く歌えないなら、岸は死ぬ気で歌唱力を世界レベルまで向上させるべきだ。他の6人は、歌が上手くないなら、ダンスは超高難度のBTS並みや、せめてNCT127並みに上手くなって世界レベルになるように、特訓すべきだ。

ちなみに、ユニバーサルミュージック所属の松田聖子は、若い頃別のレコード会社時代にアメリカデビューをしたが、ヒットチャートで惨敗して終わっている。ユニバーサルに移ってから、アメリカでジャズのアルバムを出して、ジャズのチャートでは上位を達成できたそうだ。しかし、アメリカの有名な場所でコンサートを開催、という話は全く聞こえてこない。

ジャニーズでは、実は嵐も今年シングル「夏疾風」を韓国で発売したのだが、韓国のヒットチャート上位には全く上って来なかったし、話題にもならなかった。だって、忙しくて韓国に行ってまともにプロモーションできてないから仕方ないでしょ、と言われそうだが、ちょっと待って欲しい。プロモーションで韓国に行って、ハイレベルのボーイズグループ大激戦の韓国の歌番組で、まともに歌えるのか？　口パクがバレたら笑いものになるだけだ。甘くないのだ。全米はさらに厳しい。

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*King & Princeの2018年12月12日発売の「King & Prince First Concert Tour 2018」Blu-ray/DVDは初のコンサートツアーの2018年8月19日の大阪城ホール公演をライブ映像化。初回盤と通常盤にそれぞれBlu-rayとDVDがあり、全形態共通のライブ本編に加え、初回盤の特典映像には「The Road To First Concert Document」映像と、ツアー初日の2018年8月10日の横浜アリーナ公演のダイジェスト映像を収録し、32Pフォトブックレットを封入。通常盤の特典映像には「Memorial」ライブ初披露映像およびツアー終了直後のメンバーコメントを収録し、8Pフォトブックレットを封入。