世界で最も人気のK-POPスター・ランキング1位はBTSの彼/ JIMIN涙の受賞スピーチ/ BigHitの躍進とBTS弟グループ誕生: ランダムビュー

世界で最も人気のK-POPスター・ランキング1位はBTSの彼/ JIMIN涙の受賞スピーチ/ BigHitの躍進とBTS弟グループ誕生

2018年12月03日

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米国の世界的経済誌「Forbes（フォーブス）」が、タンブラー（Tumblr: 多機能型SNS/ブログサービス）の統計（投稿、「いいね」、検索数）に基づく「2018年版最も人気のあるK-POPスターTOP50」ランキングを公表した。人気ランキングTOP50のうち12位までの結果は以下の通りだ。SNS世代の若者に絶大な人気のあるBTS、EXO、NCTといったグループが上位を占めていて、ファンの年齢の高めの東方神起やBIGBANGは出て来ない。

1. Jungkook（ジョングク、BTS）--前年2位
2. Jimin（ジミン、BTS）--前年1位
3. V（ブイ、BTS）
4. Suga（シュガ、BTS）
5. Jin（ジン、BTS）
6. J-Hope（ジェイ・ホープ、BTS）
7. RM（アールエム、BTS）
8. Baekhyun（ベクヒョン、EXO）
9. Chanyeol（チャンヨル、EXO）
10. Kai（カイ、EXO）
11. Sehun（セフン、EXO）--前年11位
12. Jaehyun（ジェヒョン、NCT）--前年17位

世界的人気のBTS（防弾少年団）の7人のメンバーが、最上位を独占していることに違和感はないし、BTS内での人気順にも違和感がない。日本で人気投票をしても、おそらく同じような人気順になるだろう。つまり、ジョングクが一番人気で、ジミンとVが僅差で続くとみられる。

ちなみに、米国の著名歌手のマドンナ(Madonna)は、11月29日に自身の公式TwitterとInstagramにアップした映像のBGMに、ジョングクが歌っているSteve AokiとBTSのコラボ曲「Waste It on Me」を入れていた（Kstyleの記事）。オバサンの間でも、超イケメン・ボーカリストのジョングクは人気なのだ。

なお、日本ではSNSと言うとLINE、Twitterの利用者が圧倒的に多く、次にFacebookやInstagramだ。しかし、世界的に普及しているSNSと言えばFacebookが断トツで、次にInstagram、それからTwitterやタンブラーだ。タンブラーはブログ機能が特徴で、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、日本語、中国語、韓国語、トルコ語で利用可能だ。

JIMINがMMA「今年のアーティスト賞」受賞で涙のスピーチ

BTSは2018 MelOn Music Awards（MMA、メロンミュージックアワード）で「今年のアーティスト賞」を受賞し、リード・ボーカリストのJIMINが代表して受賞スピーチを行った。途中で2度ほど言葉に詰まり、上を向いて涙をこらえる場面があった。

SNSで日本語訳をアップしてくださったファンの方がいてとてもありがたかった。ここでは重要部分の要約を記しておく。

「みなさん、心から感謝いたします。賞を頂いて、今一番感謝を伝えたい人は、僕たちの事務所代表のパン・シヒョクです。そして、家族のような僕たちの会社のスタッフ、マネージャー、スタッフの皆さんに感謝を伝えたいです」（上を向いて涙をこらえる）

「僕たちをここまで成長させてくれて、本当にありがとうございます、みなさん」（上を向いて涙をこらえる）

「そして、みなさんが育てて下さった分、僕たちはここで止まらないでもっと上に上がって行きます」

「何でこんな涙が沢山出るのか分かりません。僕たちの毎日の存在理由になってくださって、心からありがとうございます」「来年もまたこの賞で恩返しします。ありがとうございます！」

BigHitエンターテインメントの躍進とBTSの弟グループ誕生

BTSの所属事務所兼レコード会社のBigHitエンターテインメント(Big Hit Entertainment)は、BTSの後輩のボーイズグループを2019年初めのデビューを目標に準備中である、と発表した（Wow! Koreaの2018年11月27日付「【公式】「防弾少年団」の弟グループが誕生へ！　来年初めのデビューを目標に準備中」を参照）。

BigHitエンターテインメントは、大手芸能事務所のJYPエンターテインメントのプロデューサーで作曲家であったパン・シヒョク（現在46歳）が、独立して2005年に設立した新興事務所だ。

2017年のBTSの世界的大ブレイクのお陰で、BigHitの売上は2016年の352億ウォン（約33億円）から2017年には924億ウォン（約92億円）と、3倍近くに急増した。これにより、3大芸能事務所（SM、YG、JYP）との格差がかなり縮小した。

韓国の主要芸能事務所の売上

SMエンターテインメント（東方神起、EXO、NCT、BoAらが所属）：
2016年　3,499億ウォン（約325億円）
2017年　3,654億ウォン（約362億円）、
出所: SM Entertainment Group（連結財務諸表）

YGエンターテインメント（BIGBANGらが所属）：
2016年　3,218億ウォン（約299億円）
2017年　3,499億ウォン（約346億円）、
出所: The Wall Street Journal

JYPエンターテインメント（TWICEらが所属）
2016年　736億ウォン（約64億円）
2017年　1022億ウォン（約101億円）
出所: The Wall Street Journal

Big Hitエンターテインメント（2005年設立の新興事務所、BTSが所属）：
2016年　352億ウォン（約33億円）　
2017年　924億ウォン（約92億円）
出所: Bloomberg

（ちなみに、日本で最大の芸能事務所のジャニーズ事務所は、最盛期の2016年頃には約1,000億円もの売上があって現在はそこから3割ほど減少との見方があるが、業績非公表なので確認のしようがない）

BigHitは新興事務所であるがゆえに、大手のようなしっかりした世界的戦略の（たとえば日本ではこんなことがNGという知識も含めた）ノウハウが整っておらず、最近の日本での騒動のような初歩的なミスをしてしまった。

BigHitのパン・シヒョク代表が自ら秋元康氏に作曲を依頼したように、BigHitは決して反日ではない（ただし、その後韓国内の一部のBTSファンの猛反対によって、秋元氏とのコラボは取りやめになった）。

一般に、K-POPグループは事務所の方針に沿ってプロデュースされている。BigHitはBTSの後輩グループがBTSとは異なったコンセプトのグループになると説明しているが、BTSのグループとしてのコンセプト（キャラも含む）ももちろんBigHitが定めていて、BTSの個々のメンバーが公の場で自由に何でも発言できるわけではない。日本と韓国の両方の世論に気を遣わなければならないシチュエーションではなおさらだ。

日本政府は日韓文化交流は続けて欲しいとの立場

BTSの海外売上の国別データはないが、現在中国では非公式ながら"限韓令"によって事実上大規模な韓流の公演ができないため、韓国以外では日本が最大の市場になっていると思われる。

日韓の政治情勢は緊張してしまったが、河野太郎外相は2018年11月30日の記者会見で「政府間で問題を抱えているからといって国民交流を閉ざす必要はなく、むしろやっていただかなければいけない。ぜひ姉妹都市やスポーツ、文化の交流は続けてほしい」と述べている。

地上波テレビの音楽番組は出演者を決める際に、ネトウヨ（ネット右翼）の言いなりになどならないで欲しい。

ネトウヨはテレビ局のみならず音楽番組のスポンサー企業にも韓流を出すなとリクエストを入れているそうだ。しかし、一部のスポンサーは既にウンザリしていて、自分たちではなくテレビ局が出演者を決めている、と返すようになっているという。

* BTS番組情報
（2018年12月2日時点。動画配信は最新配信状況をご確認ください）
7/6(金)～ Hulu「We Love BTS～原宿スイーツパーティー編～」独占配信中
8/6(月)～Hulu「We Love BTS～ラスベガス編～」独占配信中
10/7(日)～フジテレビ系「ジャンクSPORTS」（毎週日曜19:00～19:57）のエンディングテーマ曲にBTS「FAKE LOVE」
11/1～11/30 GYAO!でBTSのヒット曲ライブ映像を無料配信中
11/1(木)～dTVで、BTS、EXO、SEVENTEEN、TWICEらが出演した「K-POPアイドルスタースポーツ選手権」を独占配信中。
12/4(火) 20:00～21:00 MTV「MTV Select 10: BTS（防弾少年団）」再放送
12/4(火) 23:00～25:00 MUSIC ON! TV（M-ON!）「BTS特集(MV)」再放送
12/4(火) 25:00～26:00 MUSIC ON! TV（M-ON!）「週刊K-POPアイドル～BTS #1」再放送
12/5(水) 23:00～24:00 MUSIC ON! TV（M-ON!）「週刊K-POPアイドル～BTS #2」再放送
12/5(水) 24:00～25:00 MUSIC ON! TV（M-ON!）「週刊K-POPアイドル～BTS #3」再放送
12/5(水) 25:00～27:00 日テレプラス「We Love BTS」再放送
12/10(月) 19:00～20:00 MTV「BTS(防弾少年団) Top10 (MV)」再放送
12/12(水) 17:00～Mnet（有料）でBTSも出演の「2018 MAMA」生中継
12/22(土) 19:00～20:00 MTV「BTS(防弾少年団) Top10 (MV)」再放送
12/23(日) 20:00～22:00 TBSチャンネル1「防弾少年団 1st JAPAN TOUR 2015『WAKE UP:OPEN YOUR EYES』」
12/23(日) 22:00～24:30 TBSチャンネル1「2015 BTS LIVE<花様年華 on stage>～Japan Edition～at YOKOHAMA ARENA」
12/24(月) 20:30～23:10 TBSチャンネル1「2016 BTS LIVE<花様年華 on stage:epilogue>～Japan Edition～」
12/26(水) 9:00～11:00 MUSIC ON! TV（M-ON!）「BTS特集(MV)」再放送
12/28(金) 24:00～日テレプラス「2018 Asia Artist Awards」日本語字幕付きで再放送（BTS, TWICE, Wanna One, SEVENTEENなどが出演）
12/30(日) 19:00～20:00 MTV「BTS(防弾少年団) Top10 (MV)」再放送
注:日テレプラスとTBSチャンネル1および2はスカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりＴＶ、auひかりのいずれかと契約すれば視聴できる。Mnetもこれらのうちのいずれかの契約が必要で、さらにMnet（月額税別2,300円）申し込みを要する。

MUSIC ON! TVは、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりＴＶ、eo光テレビ、auひかり、スカパー！プレミアムサービス光のいずれかと契約すれば視聴できる。

スペースシャワーTVは、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりＴＶ、IPTV（auひかりまたはスカパー！プレミアムサービス光）のいずれかと契約すれば視聴できる。

MTVは、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、auひかりのいずれかと契約すれば視聴できる。

ミュージック・ジャパンTVは、スカパー！のプレミアムサービス、またはケーブルテレビと契約すれば視聴できる。

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*BTS (防弾少年団)が2018年4月に日本の2都市6公演で約9万人のファンと会った日本ファンミーティングが映像化され、DVDは2018年12月4日、Blu-rayは2018年12月28日に発売。横浜アリーナでの360度ステージ公演、東西会場のバックステージも撮影したメイキング映像、楽屋でのミニゲームまで収録。