MステでA.B.C-Zは生歌、SixTONES・Snow Manの口パク疑惑は大げさだが、口パクグループはCDデビューしないで欲しい: ランダムビュー

MステでA.B.C-Zは生歌、SixTONES・Snow Manの口パク疑惑は大げさだが、口パクグループはCDデビューしないで欲しい

2019年04月05日

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2019年3月29日のテレビ朝日系「ミュージックステーション」3時間SPでは、冒頭でA.B.C-ZがKinKi Kidsの仲良し共同プロデューサーの堂島孝平が作詞作曲したカッコいい曲「Black Sugar」を、激しいダンスをしながらちゃんと生歌唱した。

アクロバットが売りの先輩・A.B.C-Zがちゃんと歌った後、後輩のジャニーズJr.のSixTONESとSnow Man の"滝沢秀明プロデュース"のステージに口パク疑惑が浮上し、ファンの間でちょっとした騒ぎになってしまった。

なぜ問題だったかと言うと、滝沢秀明はタッキー＆翼の現役時代、歌がそれほど上手くもないのに、どっかのグループとは違って口パクはやらず、ちゃんと自分で生歌唱を貫いていたから、口パク反対派なのだと信じられていた。そのタッキーがプロデュースのSixTONES・Snow Manのステージだったのに、まさか口パク疑惑が出るとは……との思いだった。

また、少なくともSixTONESのジェシーと京本大我は、高い歌唱力をPRしていたはずだ。なのに口パク疑惑が出るとは何ごとか。しかも、京本大我の父は俳優兼歌手の京本政樹で、親父の名にかけて、息子の大我は口パクなどすべきではない。

ということで、録画で3回、彼らのステージを見直してみた。筆者は音響分析装置は持っていないから、ひたすら彼らの口の動きとサウンドのずれがないか、一人一人の音量・音質に差がないか、ダンスのせいで息が乱れるような音が入っていないか、などをチェックするしかなかった。

口パクではなく部分的「かぶせ」疑惑、でも「歌下手隠し」目的とは違うような…

結論としては、どっかのグループのように、あからさまにCD等の録音音源を垂れ流していたわけではない。ただ、部分的に録音した歌声とハモッているように聞こえたところはあった。だが、これは単なる「歌下手をカバーするためのかぶせ」ではなく、部分的に音を厚くすべくコーラスにした、つまり意図的な効果音として取り入れたようなところがあった。これなら、普段生歌唱しているアーティストでも普通にやっている。

最後にイントロなしでいきなり「Fire Storm」の曲に切り替わる時にも、絶対音感なしでは最初の出だし音のピッチ（音程）が分からないから、導入音としてバッキングに出だしの歌声を加えてコーラスにしていたようだ。これも、単なる「歌下手をカバーするためのかぶせ」とは意味合いが違うはずだ。

CDデビュー済みの先輩ジャニーズ・グループの中には、ほとんどいつも、当たり前のように口パクしているグループが2つほどあり、さらに曲によって口パクしているグループも少なくともあと1つある。彼らは、歌が下手と言われるのが嫌だから、今さら生歌で通す気はないだろう（というか、事務所幹部がその方針だろう）。

口パクグループは"平成の遺物"、今後は口パクグループはCDデビューさせるべきではない

しかし、今後ジャニーズJr.をCDデビューさせるに当たっては、口パクをやるようなグループはデビューさせないでほしい。平成も終わることだし、口パクは"平成の遺物"にしてもらいたい。

最近K-POPのグループのステージを観たりする機会が多くなってつくづく思うが、「ダンスしながらだと生歌は難しい」という言い訳で口パクを正当化するのは、もはや通用しない。ならば、EXILEや三代目JSBや超特急のように、ダンスは軽くして主にボーカルを務めるメンバーと、歌は全員で歌う部分のみにとどめて激しいダンスを担当するメンバーに、役割分担すべきだ。

10代の女の子たちだって、ネットで容易にK-POP等の実力派ボーイズグループのステージを見ることができると、目や耳が肥えてきて、基準が厳しくなる。平気で口パクをするグループなど、論外に思えてくるだろう。だから、口パクグループは"平成の遺物"だと思われるようになりかねない。

また、キンプリも平野紫耀を中心に世界に出て行く気があり（ただし、キンプリの中では平野が特に歌が上手いとは思わない）、SixTONESもYouTubeのキャンペーンをやっているから、世界を意識している。ジャニーズはここにきて世界進出を視野に入れるようになったが、まさか、「ジャニーズの特技・口パク」が世界の舞台でも通用し、口パクでも米ビルボード上位にランクインできると思っているわけではないだろう。世界に出て行きたいなら、当たり前だが、歌唱力を磨いて生歌唱するしかない。

*A.B.C-Zの2019年3月27日発売のシングル「Black Sugar」の表題曲はセクシーなダンスナンバー。シングル「Black Sugar」はDVD付初回限定盤A、DVD付初回限定盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売し、それぞれ異なるカップリング曲を収録。全形態共通で結成10周年記念スペシャルキャンペーンカードを封入。初回限定盤Aのカップリング曲には「いいね！」を収録し、付属DVDには「Black Sugar」のミュージックビデオ（MV）とMVおよびジャケット写真撮影メイキング映像を収録。初回限定盤Bのカップリング曲には「ONE MORE KISS」を収録し、付属DVDには「A.B.C-Z 2018-2019 Love Battle Tour 」横浜アリーナ公演のダイジェストおよびドキュメント映像を収録。通常盤のカップリング曲には「A.B.C-Z with LOVE」とA.B.C-Z主演メ～テレ制作特別ドラマ主題歌の「SHOWTIME!」を収録。店舗により、先着外付特典として初回限定盤Ａにはスペシャルフォト（L版サイズ）、初回限定盤Bにはステッカーシート、通常盤にはクリアファイル（A4サイズ）が付く。