渋谷すばる1stアルバム『二歳』初週4位、売上はジャニーズ時代のソロアルバム『歌』を上回る、本人は『幸せ』: ランダムビュー

渋谷すばる1stアルバム『二歳』初週4位、売上はジャニーズ時代のソロアルバム『歌』を上回る、本人は『幸せ』

2019年10月16日

渋谷すばるがジャニーズ事務所から独立して初のリリースとなった2019年10月9日発売の1stアルバム「二歳」は、発売初週（10月7～13日の週）にオリコン調べで6万8,848枚を売り上げ、週間アルバムランキングで初登場4位だった。

フラゲ日・10月8日の初日売上はオリコン調べで5万4,421枚で、デイリーアルバムランキングで初登場1位を獲得していた。しかし、固定ファンの初日売上の比重が高くその後の購入のすそ野が広がりにくいのではないか、という一抹の不安が的中した（2019年10月10日付　「渋谷すばる1stアルバム『二歳』初日1位、熱い想いの作品で男性ファン増加へ、国内と海外のツアー発表」を参照）。

週間1位はOfficial髭男dismの「Traveler」の8万4,992枚（初日は4万2,091枚で3位）、2位はスピッツの「見っけ」の7万7,347枚（初日は4万7,009枚で2位）、3位はBABYMETALの「METAL GALAXY」の7万3,096枚（初日4位）だった。

週間1位を取れれば、ジャニーズ事務所を退所後間もない立場であっても、音楽番組のランキングコーナーで大々的に紹介され、早期の地上波テレビ番組出演の可能性が上がるところだったが、甘くはなかった。

購入のすそ野が広がらなかった理由は、ふんどし状態の股間みたいな衝撃的なジャケ写のせい……というのは冗談だ。渋谷のサウンドは今はやりのダンス系ポップミュージックとは程遠い、素朴で泥臭く男っぽいロックで、しかもテレビ出演もままならないから関ジャニ∞時代からのファン以外にあまり知られておらず、2日目以降売上が伸び悩むのも仕方なかった。

もっとも、アルバム「二歳」の初週売上は、渋谷がジャニーズ・関ジャニ∞時代の2016年2月に発売したソロ・カバーアルバム「歌」（しっかりテレビ等で宣伝できた）の初週売上を、小幅ながらも上回っており、よく健闘した。また、渋谷は「自分が作った愛おしい12曲の子供たち」を世に出せたのは「幸せな瞬間」だったと喜んでいた。それが何よりだ（詳細は2019年10月16日付「渋谷すばる1stアルバム『二歳』初週4位、売上はジャニーズ時代ソロアルバムを上回る、本人は『幸せ』」を参照）。

*渋谷すばるのジャニーズから独立後の1stアルバム『二歳』が2019年10月9日発売。一般ストアではDVD付き初回限定盤、CDのみの通常盤の2形態で販売。11月6日発売のLP（アナログレコード）盤はアナログレコード・プレイヤーが必要。初回限定盤付属DVDには、収録曲「ワレワレハニンゲンダ」のミュージックビデオと、アルバムの制作風景や東南アジアを旅した際のドキュメンタリー映像およびお遊び映像「スバァーリーを探せ」を収録。通常盤初回プレス分には「アルバム『二歳』制作フォトブック」を封入。店舗により、先着特典として、ストアごとに図柄が異なるステッカーシートまたはステッカーが付く。また、ファンクラブ会員対象のオフィシャルストアでは、渋谷すばるの手作り2曲入り特典CD「全部一人でやってみたCD」が付いたものを販売している。