どのアーティストのせいで視聴率が下がったかは、歌手別視聴率が判明しなければ何とも言えないが、目玉に欠けたことが一因であることは間違いないだろう。
筆者個人的にはちょうど午後10時頃の星野源のおげんさんファミリーと一緒に歌った「ドラえもん」と「Same Thing」までは、大体観ていた。しかし、その後は観るのをやめて、翌日に録画で観たいアーティストだけを観ることにした。
リアルタイムおよび録画で観た紅白の感想としては、結論から言うと、もう全ジャンルの歌手を集めて視聴率のため何でもする一方で、大手事務所・レーベルやネット右翼のいいなりの紅白の役割は、終わったと思っている。
別に紅白に改革など要らない。今のスタイルであと数年やれば、視聴率が民放の音楽特番レベルまで下がるだろうから、紅白はその寿命を全うして終わればいい。
演歌は好きではないから、演歌が多くて苦痛に感じた。また、演歌歌手のバックにアイドル(キスマイの日本舞踊、キンプリの太鼓)を使うのは、視聴率稼ぎの魂胆がミエミエで姑息だと思った。
口パクアイドルにもうんざりだった。
TWICEはさすがだった。K-POPファンには、1部の終盤のTWICEのステージが終われば、あとは観る必要がないと思えただろう。ちょうどAbemaTVやCS放送で、K-POPの人気アイドルたちのライブ生中継もあったし(詳細な紅白の感想等については、2020年1月3日付「2019年『NHK紅白歌合戦』2部視聴率が歴代ワーストに驚かない、筆者も途中で観るのをやめたから」を参照)。


