[更新] A.B.C-Z『チートタイム』初日初週2位、売上は前作比減で危機感も、根本的問題: ランダムビュー

[更新] A.B.C-Z『チートタイム』初日初週2位、売上は前作比減で危機感も、根本的問題

2020年03月25日

ジャニーズ A.B.C-Z A.B.C-Z CD売上 A.B.C-Z チートタイムチートタイム売上

（更新: 初週売上を追加）

A.B.C-Zの2020年3月18日発売のシングル「チートタイム」のフラゲ日・3月17日の売上はオリコン推定で2万4,841枚で、デイリーシングルランキングで初登場2位だった。1位はAKB48の「失恋、ありがとう」の115万839枚だった。また、3位はコブクロの「卒業」の2万389枚だった。A.B.C-Zの「チートタイム」の初日売上の2万4,841枚は、同じ3種売りだった前作の2019年9月25日発売の「DAN DAN dance!!」の3万6,765枚（初週売上は4万4,428枚）をかなり下回った。

「チートタイム」の初週売上は3万9,778枚で、週間シングルランキング2位だった。初週売上は前作「DAN DAN dance!!」の4万4,428枚に届かず、2016年6月発売の「Take a "5" Train」の3万3,588枚以来の低水準となった。

現在A.B.C-Zはジャニーズ内のグループとしては、CD売上が活動休止状態のTOKIO（初週売上1.7万枚程度）に次いで少ないから、危機感を覚えているかもしれない。

「チートタイム」の通常盤はカップリング曲なしで、500円プラス消費税という低価格だったため、熱心なファンが何枚も購入を積めるように配慮したものかもしれない、と思われた。だが、ファン数が増えないから、既存ファンが同じものを何枚も買ってくれるのを期待するようでは、ファンも疲弊するし、長続きしないだろう。本来、グループないしメンバー個人の独自の魅力をPRして、ファンを増やすべきだが、そういう戦略はデビュー後もっと早い時期にとられるべきだった。

同じレーベルのポニーキャニオンから、Sexy Zoneがユニバーサルに移籍することが決まり、海外進出も視野に異なった戦略で売上増を期待できなくもない、とみられている。

では、A.B.C-Zもレーベルを変えれば売上が増えるかと言うと、そう簡単な話ではない。もっと根本的な問題だ。売上実績がジャニーズにしては低調だから、収益にシビアな外資系レーベルが受け入れに難色を示す可能性もある。売上が低調だと予算も限られて、良い楽曲を提供してもらえなくなるリスクもある。悪循環だ。

タッキー＆翼の最後のシングルの初週売上は2.3万枚だった。今後そこまで売上を落とさないよう、むしろ売上を増やすよう、グループおよびメンバー個人の露出PRをすべきだろう。ただ、事務所は若手を売り込みたいから、チャンスがどこまでもらえるのかはよく分からない。グループとしての出番に恵まれないのであれば、個人の活動を頑張って将来に備えたほうがいいかもしれない。

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「チートタイム」デイリー売上（オリコン推計）

2020/3/17　　24,841　　累計
2020/3/18　　 5,664　　30,505
2020/3/19　　 3,027　　33,532
2020/3/20　　 3,606　　37,138
2020/3/21　　 1,763　　38,901
2020/3/22　　 873　　39,774
初週: 39,778
(注: 初週売上にはデイリー報告を行わない店舗の調整分が加わるため、デイリー推計の合計とは一致しない）

前作初週売上
2019/9/25 「DAN DAN Dance!!」: 44,428

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*A.B.C-Zの2020年3月18日発売の8thシングル「チートタイム」表題曲はストレスフリーなご褒美タイムを表現したナンバー。シングル「チートタイム」は、DVD付き初回限定盤A、DVD付き初回限定盤B、CDのみの通常盤の3形態で販売。初回限定盤AのDVDにはハードな筋トレ風ダンスの披露もある「チートタイム」ミュージックビデオ（MV）およびMV・ジャケット撮影メイキング映像を収録。初回限定盤BのDVDにはバラエティー「今夜はチートタイム～至高のグルメを味わえ！～」の映像を収録。通常盤の本体定価は500円（税別）。店舗により先着で、初回限定盤AにはチートクリアファイルA ver.、初回限定盤BにはチートクリアファイルB ver.、通常盤にはチーティングジャケットが付く。