このオーディションは「スッキリ」で今後定期的に紹介されるが、全貌は
SKY-HIはこのオーディションをしようと思った理由について、「今の若い子は、ダンス&ボーカルでトッププロになりたいから、韓国語を勉強して韓国に行く」「ものすごい才能を持っている子が沢山いるのに、それが開花できる環境が少ない、というのが大きな問題」と述べていた。
「開花できる環境が少ない」理由について、筆者を含め、多くの人が思っているのが、日本国内のボーイズグループもしくは男性アイドルの市場における、「ジャニーズ1強体制」と、テレビなどの大手メディアのジャニーズ忖度体質だ。正確に言えば、ジャニーズに加え、EXILEなどを擁するLDHもテレビ出演に関しては一定の地位を確保できているが、デビュー前から主要音楽番組に出まくるジャニーズの比ではない。"ジャニーズ1強+LDH 0.2強程度"の体制と言ったところか。
ジャニーズの前社長の故・ジャニー喜多川氏がかつてKinKi Kidsのボイコットという強硬手段を使って「Mステ」へのw-indsなど他のボーイズグループ出演を断念させたというのが通説になっているが、具体的なきかっけが何であれ、現実として「ジャニーズ1強体制」に近い現象が主要音楽番組で長らく続いている。競争がないと、レベルが低くなる。
今回「スッキリ」で紹介されたオーディションの有望参加者を見る限り、SKY-HI自身の信用力で、才能のある若者が集まってくれたようだ。しかし、問題はデビュー後に国内に十分な活躍の機会があるかどうかだろう(詳細は2021年4月2日付「SKY-HIボーイズグループ・オーディション『THE FIRST』の『スッキリ』での紹介+Hulu配信スタート」を参照)。
ちなみに、テレビでは紹介されなかったが、その後