『BTS, THE BEST』初週80.7万枚（ビルボード・ジャパン）、『Butter』米Billboard Hot 100で4週連続1位/『CDTV』連続出演

世界的スターとなったBTS（防弾少年団）が2021年6月16日に日本で発売したベストアルバム「BTS, THE BEST」が、発売初週（6月14日～20日）に2021年最大のCDアルバム初動売上を記録した。

ビルボード・ジャパンの週間アルバム・セールス・チャートでは、BTS「BTS, THE BEST」の売上は80万7,056枚で、今のところ2021年で最も多いCDアルバム売上枚数となった。ちなみに同週の2位は、BTSと同じHYBE傘下のプレディス・エンターテインメント所属のSEVENTEENの「Your Choice」輸入盤の12万631枚だった。

オリコンの週間アルバムランキングでは、BTS「BTS, THE BEST」の売上は推定78.2万枚で、今年度最高の初週売上、かつ海外男性アーティスト歴代1位の自己更新となった。

どうせ特典の抽選に当たるために何枚も買ったファンが多いだろう、と一方的に決めつけるのは早計だ。筆者は「BTS, THE BEST」を1枚しか買わなかったが、購入者が抽選招待されるオンラインショーケースに楽々当選した。オンラインだから膨大な数の当選者が可能なはずで、何枚も積み上げる必要はなかったようだ。

一方、BTSの「Butter」は、米国ビルボードのメイン・シングル・チャート・Billboard Hot 100の2021年6月26日付チャートで、4週連続の1位となった。ロングラン・ヒットとなっている。

55歳の小泉今日子がBTSファンを公言したように、日本でもBTS人気は若い女の子にとどまらず、上の世代にも浸透しつつある。もっとも、2018年のBTSの東京ドーム公演時から、母娘で来場していた2世代ARMYを多数見てきた筆者は、親世代もBTS沼にハマっていることに全く驚かない。ただし、嫌韓の人たちがいるから、日本では全世代で人気の「国民的スター」にはなれないだろう。

BTSはTBS系「CDTVライブ！ライブ！」に2021年6月14日・21日と2週連続で出演した。収録出演で、21日には、新曲「Butter」のフルサイズパフォーマンスを披露した（詳細は2021年6月22日付「『BTS, THE BEST』初週80.7万枚（ビルボード）、『Butter』米Billboard Hot 100で4週連続1位/『CDTV』」を参照）。