筆者はサバイバル・オーディションもしくはデビュー・サバイバルの番組を観るのは、結構好きだ。新たな才能やスター性のある候補者を見つけた時の感動・興奮と、注目している候補者が無事デビューに漕ぎつけるかどうかのハラハラ感が魅力だ。
この1年余りのサバ番を振り返ると、自分が投票に参加したものが特に印象に残っている。破格のレベルの高さと残酷さで最も印象に残ったのは、ENHYPENを生んだ「I-LAND」だった。勝ち残ったスーパースターの7人組ENHYPENだけでなく、デビューを逃したケイやタキたちのHYBE LABELS JAPANボーイズグループも応援するつもりだ。
また、バケモノみたいな天才少年たちが世界中から集まった、ハイレベルすぎる「LOUD」は、お金を払ってでも観続けたかったし、デビューするJYPの5人組（日本人ケイジュとアマルを含む）とP NATIONの7人組（日本人コウキがいる）には、大いに注目している（2021年12月15日に日本で発売されるCDアルバム「LOUD -JAPAN EDITION-」については2021年11月2日付「『14ALL』というボーイズGサバイバル・オーディション番組が始まった―サバ番オタクの視点/『LOUD -JAPAN EDITION-』」を参照）。
「I-LAND」や「LOUD」ほど超ハイレベルではないが、それでもレベルの高い練習生がいて、毎回楽しみだったのが、「PRODUCE 101 JAPAN」（日プ）シリーズだった。JO1を生んだシーズン1は1 pickがデビューに至らなかったが、INIが誕生したシーズン2は1 pickがデビューできたので、とても後味の良いファイナルになった。
中国で開催された「創造営2021」は、とにかく面白かったし、とても魅力的な実力派グループ（INTO1）が誕生したが、デビュー後が若干問題だった。パフォーマンスもビジュアルも凄いのだが、楽曲がちょっと日本人のテイストと違うかも、という気がしたので、積極的にお勧めするのを、今のところ見合わせている。
BE:FIRSTが誕生した「THE FIRST」は、視聴者投票がなく、1 pickもいなかったが、合宿審査で楽曲制作や振付考案も課題になったところからは面白くなった。
サバイバル番組で誕生したグループを（場合によっては派生グループもだが）、デビュー後も応援し続けるかについては、(1) 音盤・音源購入などお金を払って応援する、(2) お金は使わず精神的に応援する、(3) 追うのをやめる、の3択となる。
追うのをやめる主な理由は、楽曲が好きでなかったり、活動状況、運営あるいはファンダムに、不満や失望が生じたりするからだ。
「14ALL」については、取りあえず第1話を全部観たが、まだ自分がどれくらい興味を持てるかが読み切れていない。歌が上手な参加者が数名いて、ダンスが上手な参加者も何人かいて、ビジュアルが良い参加者もいる（詳細は2021年11月2日付「『14ALL』というボーイズGサバイバル・オーディション番組が始まった―サバ番オタクの視点/『LOUD -JAPAN EDITION-』」を参照）。
