『音楽の日 2023』ダンスコラボは神企画、大型音楽特番が本来やるべきことがやっと実現できた

2023年7月15日（土）のTBS系「音楽の日 2023」の終盤の、事務所の垣根を超えた「日本を代表するダンス＆ボーカルグループ」のスペシャルコラボは、神企画だった。

今回はジャニーズのTravis Japanも参加できていて、画期的だった。もちろん、Travis Japanはジュリー社長のオキニではなく、爆売れしていないから出演のハードルが下がったのかもしれないが、経緯はどうあれ、結果オーライだ。

事務所の垣根を超えたコラボの意義を最初に説いたのはBMSG社長でBE:FIRSTの生みの親のSKY-HIで、SKY-HIがホスト的存在の日本テレビ系「D.U.N.K.」でもライブイベントを通じてそういうコラボを実現していた。ただ、「D.U.N.K.」だと、どうしてもBMSG色が濃くなってしまう。

TBS「音楽の日」のような大型音楽特番の役割は、いろんな事務所の人気・実力を備えたアーティストのコラボ・ステージを、s**t kingzのような中立的な専門家集団のプロデュースで、出演者たちの魅力を最大限活かして実現させることなんだ、と気づかされた。

これは、民放キー局の大型音楽特番でしかできないし、本来大型音楽特番の目玉企画でやるべきことを、ようやく実現できたと思う。某他局がやっていた忖度メドレーは、もはや時代遅れだ。

個別ステージについてのレポートは以下を参照。

・2023年7月16日付　INI『音楽の日 2023』―オープニングに相応しい『FANFARE』、最難関選抜の木村柾哉、たじ松松
・2023年7月16日付　＆TEAM『音楽の日 2023』―Z世代女子学生下半期トレンド予測、『Road Not Taken』、スペシャルコラボ
・2023年7月16日付　JO1『音楽の日2023』―JAMの間近通過の『Trigger』、コラボでも活躍、既に中堅、カラーも浮き彫り