Travis JapanのLA公演をジュリー氏が現地視察―将来ジュリー氏がSTARTO社に君臨する可能性は？

STARTO ENTERTAINMENTの7人組グループ・Travis Japanが完走したワールドツアーの終盤の、米国時間の2024年10月14日のロサンゼルス公演に、福田淳STARTO社長に加え、ジャニーズ事務所から改名したSMILE-UP.の代表取締役の藤島ジュリー景子氏も姿を見せた。

これについて、STARTO社は、ジュリー氏はプライベートで来場したのであり、STARTOの経営には一切関わっていない、と記事を出した「FRIDAY」に説明したという（詳細は2024年10月19日付「Travis Japan米国LA公演を藤島ジュリー氏が視察/ 松田元太が『金スマ』で少年隊『君だけに』を熱唱」を参照）。

もちろん、ようやくNHKがSTARTO社のタレントの新規起用を始めると発表したばかりのタイミングで、ジュリー氏がSTARTO社の経営に関与するなど、絶対にあってはいけないことだ。

ただ、将来補償問題が片付いた後、ジュリー氏が再び芸能事務所の経営をしたいと思ったら、どうだろう。

ジュリー氏のTravis JapanのLA公演視察の報に、SNSではジュリー氏を今も慕うファンが、喜びのコメントを書き込んでいる。将来、STARTO社の経営が上手くいっていないと思われるようになった場合に、ジュリー氏復帰待望論が出てこないとは限らない。

筆者個人的には、ジュリー氏にも職業選択の自由はあることは、理解している。

STARTO社の株主構成は公開されていないが、たとえ現在ジュリー氏のSTARTO株式保有がゼロであったとしても、ジュリー氏の資金力でSTARTOの大株主になることは、不可能ではないのではないか。

あるいは、STARTO社の筆頭株主・代表取締役として君臨しなくても、特別顧問などの待遇で、STARTO社の経営に口出しする“院政”を敷くことも、不可能ではないだろう。

で、何が嫌かというと、ジュリー氏がSTARTO社の経営に、何らかの形で関与するようになった場合、かつてのように、テレビ局などに無言の「圧」をかけて、テレビ局など主要メディアが自主的に忖度を強化する可能性だ。そういう景色はもう見たくない。


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