HYBE社員らしき人物が内部告発、会社は逆バイラルをやっていた/ 企業倫理が問われる

HYBEの役員向け内部報告書が2024年10月24日に韓国国会の文化体育観光委員会の総合国政監査で、国会議員によって暴露され、他事務所のアイドルの容姿などについてのネット上の誹謗中傷コメント集が含まれていたことなどに、批判が殺到し、HYBEはイ・ジェサンCEO名で、謝罪文を公表した。

その謝罪文では、HYBEが会社として逆バイラル（悪い評判を広めること）を行っていたのでは、との疑惑を否定していた。

しかし、K-POPファンの一部の間では、内部報告書で誹謗中傷コメントを集めた目的が、会社として逆バイラルを行っていたからだとすれば、つじつまが合う、という意見が多かった。また、記載されていた、ネット上の誹謗中傷の少なくとも一部は、HYBE社員が書いたものではないか、との疑惑も指摘されていた。

すると、11月2日に、HYBE社員を名乗る人物が、あるオンライン・コミュニティーで、HYBEは逆バイラルをやっていた、と告発する書き込みをし、内部報告書の一部内容を公開した（2024年11月2日付「HYBE社員を名乗る人物がHYBEの逆バイラルを暴露/ HYBEドルとのコラボに暗雲（MAMAの楽しみが･･･）」）。

その社員を名乗る人物は、当初は新聞社にこの内部告発を持ち込んだが、記事化できないと断られたので、オンライン・コミュニティーに投稿したのだという。また、HYBEの内部報告書の閲覧者リストにあった子会社レーベルのトップたちは、当該報告書を読んでいない、と口裏を合わせるように指示されていた、という話を聞いた、とも書き込んだ。

この内部報告書には、他事務所のアイドルへの侮辱コメントだけでなく、HYBEのアーティストへの辛辣なコメントも含まれていた。

他事務所のアイドルへの侮辱コメント自体、企業倫理のカケラもない会社だと丸わかりだ。

HYBEは練習生たちに性教育を含む、素晴らしい教育プログラムを実施しているが、まずは社員の倫理教育をすべきなのでは？

しかも、HYBEは自社のアイドルに奴隷労働みたいな多忙なスケジュールを強いておいて、世界中を回らせて、稼がせて、そのお金で養ってもらえている社員が、ネットに彼らへの辛辣なコメントを書き込むって、どういう会社なんだ？

とあるBTSファンの主婦とみられる女性YouTuberさんは、これまで言い方は悪いが、「お花畑」的なBTS関連の動画ばかり出しておられたが、この内部報告書がBTSの一部メンバーに対して非常に辛辣なコメントを幾つか掲載していたことが判明すると、豹変して、HYBE批判のコメント中心の動画を出した。

それだけ、HYBEドルのファンも怒っている。

悪口をかかれたHYBEアーティストも、他事務所のアイドルも、もはやHYBEを信頼してはいないだろうけど、だからといって、この内部報告書の誹謗中傷コメントについて、HYBEを告訴することは無理だろう。そうなると、HYBEは一応、違法行為はやっていない、と言えそうだ。だから、ジャニーズのような、社会的制裁には至らない。

テレビ局は相変わらずHYBE忖度しないと、音楽番組が成り立たないし、ライトなファンは離脱しても、熱心なファンは離れない。NHKは「紅白歌合戦」でHYBE祭りをやるつもりだったりして？

せいぜい他事務所が、HYBEドルとのコラボを控えるようになるくらいで終わりそうだ。

結局HYBEの天下が続く？

今後アーティストの契約更新で、BTSを筆頭に、もうHYBEと再契約しないアーティストが出てくる可能性は、あるかもしれない。

また、子供がK-POP練習生になりたいと言ったら、親たちは、HYBEに子どもを入れたいだろうか？ 人として誠実さなどを重視する、JYPのほうが安心できないか？



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